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ドコモ、PHSの新規受付を終了、2年をめどにサービス停止もNTTドコモは、4月30日でPHSサービスの新規申し込み受付を終了すると発表した。ユーザーの減少に歯止めがかからず、携帯電話のFOMAに経営資源を集中させる。これに伴い、2005年3月期にPHS事業資産の減損損失などを計上、業績予想を当初見込みの7,580億円から7,220億円に下方修正した。
ドコモは、1998年にNTTパーソナル(当時)からのPHS事業の営業譲渡を受けてサービスを展開。しかし、携帯電話の通信料低価格化によって契約者の減少が続き、昨今は、音声端末からカード型の端末を使ったデータ通信にシフトし、2003年には定額制のデータ通信サービス「@FreeD」を開始。音声端末の新規開発は行わず、同社の中村維夫社長も今まで、データ通信に特化する形で事業を継続するとして、事業の売却は否定していたが、不採算が続き、事業の継続は困難と判断した。
サービスについては継続されるが、FOMAなどの携帯電話への変更を促し、早ければ2年程度でサービスを停止する考えだ。PHSから携帯電話への移行については、契約事務手数料の無料化、PHS契約期間の携帯電話契約期間としての移行といった特典を用意、端末購入時の優待も検討しており、早期の移行を促す考え。
移行の特典は4月1日から提供する。
ドコモのPHSは、今年1月末における契約数は136万9,200契約で、ウィルコムに次ぐ第2位。
また、今回の事業転換に伴い同社は、今期末の連結でPHS事業資産の減損損失約610億円、単独で特別損失約210億円を計上、2005年3月期の業績予想を、連結で7,220億円(360億円減)、単独で5,110億円(120億円減)へと下方修正している。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/02/28/007.html
PHSの歴史とこれまでの流れについてはWikiペディアをご参照ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/PHS
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・・・とても残念なニュースです。
アステルに続いてついにドコモも・・・・
思い返せば今から10年前、PHSは料金の安さ、高音質、携帯性のよさで、鳴り物入りで登場しました。家のコードレスホンをそのまま外でも使えるということと、非常に高価なだった携帯電話の通話料と比較して、公衆電話並み!と格段に安いということで、発売前から予約が殺到した時代もあったのです。
しかも、当初、サービスエリア予想マップというものが雑誌に掲載されていたのですが、都区内全域と京浜地区が全てエリアになるような
表現だったのです。
発売の年にはこのようなPHS特集記事が毎月組まれるほどの大人気でした。
これは買うしかない!!
もともと携帯電話は持たない主義だったのですが、PHSだったら手軽だし、買っても良いかな?ということで、3社の中でどれが良いか検討した結果、端末が豊富なことと、基地局のアンテナ出力が大きいこと、そして、何より自宅周辺が最初からエリアになっているということで、DDIポケットに決めました。
電話番号も希望番号が選べるということで、貞昌院の電話番号とPHSの電話番号を共通にして事前申込み、あとは7月の発売を待つのみ!
ということで、私は10年来のPHSユーザーです。
しかし、問題はすんなりいきませんでした。
何しろ、通話が安定していないし、自宅周辺では、外では通話可能なのですが、室内では通話できない。
当時は東京に通勤していたのですが、都区内でも通話できる箇所は殆んど無い状態だったのです。
DDIポケットの場合は、アンテナ基地局の調整ミスもあったようで、たとえ基地局アンテナが目の前に見えていても通話できないことも多々ありました。
これがPHSの今後の運命を大きく変えたようです。
DDIポケット側も、さすがにこれはまずいと思ったのでしょう。
発売の年の8月以降、毎月のように、詳細なエリアマップを配布し始めます。
1995年当時のエリアマップ (一部抜粋)
上永谷はかろうじて貞昌院周辺で通話可能。
この地図を作るのは、DDIポケット職員が測定しながら作成したようで、苦労のあとが偲ばれます。
それにしても、虫食いだらけですね?
そのほか
■携帯電話との相互通話が不可能
⇒これは決定的でした。
■留守番電話機能が無い
⇒ただでさえ圏外になりやすい端末なのに、キャリアで預かる留守番電話機能が無いとは・・・・・
ということで、発売当初の不手際と相俟って、鳴り物入りで発売されたPHSですが、僅か数ヶ月の間で、所詮オモチャ端末、ピッチ・・・などと言われ、PHSの元気さはどんどん失われていきました。
その後、徐々にネックとなっていた問題点も改善され、通話エリアも都市圏ではほぼ問題無くなったんですけどね。
アステルとドコモは、魅力的な端末が継続的に発売されなかったことが敗因でしょう。
対して、DDIポケット(現ウイルコム)は起死回生の端末を発売しました。
京セラのAH-K3001V(通称:京ポン)です。
【関連サイト】
京セラ
http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/ah-k3001v/
WIKI
http://www.memn0ck.com/d/index.cgi?AH-K3001V
ウイルコム
http://www.willcom-inc.com/top/index.html
この端末は、Webブラウザ「Opera」を搭載していて、パソコン向けのウエブサイトもそのまま見ることができます。定額料金コースと併せて、パケットを気にせずサイトを見まくりという夢のような環境が実現できる訳です。
しかも、それだけに留まらず、ノートパソコンとUSBで繋げると、モデムとしてパケット通信もでき、こちらも、いくら使っても通信料は定額。
ドコモPHSユーザーには、サービス停止に向けて、FOMAの優待券を配布しているようですが、どうせ電話番号が変わるのなら、ウイルコムの京ポンに変えたほうがお薦めですよ。
ウイルコムだけは無くならないで欲しいという切実な思いを込めて・・・・
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追伸:
このブログは、携帯からも見ることが出来ます。
http://i.7676.net/
にアクセスしてみてください。
(アイ・ドット・ナムナム・ネットと覚えてください)
本当に、頑張って欲しいです。
いま、こうやってデータを送信しているのもNTTドコモのPHS「@FreeD」だったりします。
完全定額サービスがないのでFOMAにする気も起きませんし、本当に困ります。。。
ウィルコムに将来があればそれにしても良いんですけど。
投稿者 tenjin95 | 2005年3月26日 10:18
>>ウィルコムに将来があればそれにしても良いんですけど。
きっとあると思いますよ。
tenjin95さんにはぴったりの端末だと思うのですが。
投稿者 kameno | 2005年3月26日 10:22