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第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)
(令和2年・2020年 往路)
第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)が午前8時にいよいよスタート!
貞昌院に程近い権太坂を過ぎて下りきった2区18キロ地点で応援してまいりました。
「花の2区」の激戦をご覧ください。
■2区 平戸口(2区18キロ地点)通過順、数字は通過順位
通過1位 早稲田大学 太田智樹
通過2位 東海大学 塩澤稀夕
通過3位 青山学院大学 青山学院大学
通過4位 國學院大學 土方英和
通過9位 東洋大学 相澤晃
通過9位 東京国際大学 伊藤達彦
通過15位 順天堂大学 藤曲寛人
通過16位 筑波大学 金丸逸樹
通過17位 中央大学 川崎新太郎
通過18位 神奈川大学 北﨑拓矢
通過18位 関東学生連合 山口武
第96回箱根駅伝は2日、往路が行われ、青学大が3年ぶり4度目の往路優勝を果たした。
青学大はトップでたすきを受けた5区(20・8キロ)の飯田貴之(2年、千葉・八千代松陰)が序盤から飛ばした。1分28秒差の3位でたすきを受けた国学院大の浦野雄平(4年、富山商)は区間賞を獲得した昨年以上のペースで追い上げて3キロ付近で2位に浮上するも、先頭とはなかなか差が縮まらない。
宮ノ下の9・3キロ地点で青学大と国学院大は1分22秒差。3位は東海大で先頭と2分16秒差。
後続では、18位でたすきを受けた法大の青木涼真(4年、埼玉・春日部)が力走。一昨年に区間賞を獲得したエースが意地を見せている。
最後は青学大の飯田が突き放し、トップでフィニッシュ。3大会ぶりの往路優勝を果たした。2位は国学院大で1分33秒差。東京国際大は東海大を抜き返して3位に入り、東海大は4位だった。
◇ ◇
4区(20・9キロ)では、首位の東京国際大を2~5位の青学大、国学院大、帝京大、東海大がじりじり追い上げる。青学大の吉田祐也(4年、埼玉・東農大三)が中継所での1分21秒差を詰め、13・8キロで東京国際大の佐伯涼(3年、兵庫・須磨学園)をとらえて首位に再浮上した。
5位の東海大・名取燎太(3年、長野・佐久長聖)が4位の帝京大・岩佐壱誠(4年、徳島科学技術)に追いつき並走。残り5・5キロの酒匂橋で首位青学大と1分35秒差。
青学大の吉田は1時間0分30秒の区間新で首位でたすき渡し。2位東京国際大は1分2秒差。国学院大が1分28秒差の3位。以降は4位東海大1分58秒差、5位帝京大1分59秒差、6位駒大3分15秒差の順で5区の山上りに入った。
◇ ◇
3区(21・4キロ)に入り序盤で青学大の主将鈴木塁人(たかと)(4年、千葉・流通経大柏)が早大の1年生井川龍人(熊本・九州学院)を突き放した。11キロを過ぎて東京国際大のイエゴン・ビンセント(1年、ケニア・チェビルベレク)が青学大を抜いた。青学大の鈴木は迫ってきたビンセントに「お先にどうぞ」のジェスチャー。青学大は19キロ過ぎに国学院大の青木祐人(4年、愛知)に抜かれて3位に。
駒大のルーキー田沢廉(青森山田)も快走。13位でたすきを受け、13キロを過ぎた地点で6人抜き。
東京国際大のビンセントが59分25秒の驚異的な区間記録でトップ。1分21秒差の2位に青学大。一度抜かれた鈴木が粘った。3位に国学院大、4位帝京大、5位東海大、6位駒大の順。駒大の田沢は7人を抜いた。
◇ ◇
往路5区間107・5キロと3日の復路5区間109・6キロで21チームが参加して争われる。前回大会で初優勝した東海大は昨年のメンバーが多く残り、2連覇を狙う。前回5連覇を逃した青学大、11年連続3位以内の東洋大も安定感が光る。10月の出雲を制した国学院大や駒大も勢いがあり、この「5強」を中心に激戦が予想される。
往路3連覇がかかる東洋大は今回も逃げ切りを狙う布陣。学生ナンバーワンの呼び声が高い相沢晃(4年、福島・学法石川)を「花の2区」に起用し、1区には3年連続区間賞を狙う西山和弥(3年、群馬・東農大二)を据えた。国学院大も上り坂の5区には昨年区間賞の浦野雄平(4年、富山商)が控える。
この日の選手変更で青学大は昨年9区区間賞の吉田圭太(3年、広島・世羅)を1区に起用。駒大はルーキーの田沢廉(1年、青森山田)を3区に置いた。
1区(21・3キロ)はハイペースな展開。最初の5キロを14分23秒で入り、10キロ通過は28分48秒。早大の中谷雄飛(2年、長野・佐久長聖)、東海大の鬼塚翔太(4年、福岡・大牟田)らが先頭集団を引っ張った。11キロ過ぎに東洋大の西山が先頭集団から遅れた。
15キロを43分14秒で通過し、昨年より1分以上速いペース。10チームの先頭集団から駒大の中村大聖(4年、埼玉栄)が遅れ始めた。18キロ付近の六郷橋でペースがさらに上がり、国学院大の藤木宏太(2年、北海道栄)が抜け出した。
残り350メートルで創価大の米満怜(4年、福岡・大牟田)が追い抜き、区間賞を獲得。2位が5秒差で国学院大。東海大は10秒差の4位。東洋大は先頭から2分2秒差の14位でエースの相沢にたすきが渡った。
2区(23・1キロ)。先頭だった創価大・ムイル(4年、ケニア・ムンゲソ)、国学院大・土方英和(4年、埼玉栄)、東海大・塩沢稀夕(3年、三重・伊賀白鳳)、日体大・山口和也(4年、広島・世羅)に、2キロすぎで青学大・岸本大紀(1年、新潟・三条)、中央学院大・川村悠登(4年、千葉・中央学院)、早大・太田智樹(4年、静岡・浜松日体)が追いつき、先頭集団は7人になった。
9キロすぎで日体大の山口が遅れ始めて、先頭集団は6人に。後方では、1区で出遅れた東京国際大の伊藤達彦(4年、静岡・浜松商)と東洋大の相沢が並走して、追い上げている。
15キロ地点の前後で中央学院大の川村、創価大のムイルが遅れ、先頭集団は4人に絞られた。23キロ手前で青学大の岸本が抜け出してトップで3区につなぎ、早大、東海大、国学院大と続いた。東洋大の相沢は7位にまで順位を上げた。
(朝日新聞 2020/1/2 配信)
第96回箱根駅伝 往路順位・結果
1位 青山学院大学5:21:16(往路録)
2位 國學院大學 5:22:49(往路新)
3位 東京国際大学5:24:33(往路新)
4位 東海大学 5:24:38(往路新)
5位 明治大学 5:27:11
6位 帝京大学 5:27:15
7位 創価大学 5:27:34
8位 駒澤大学 5:27:41
9位 早稲田大学 5:28:48
10位 拓殖大学 5:29:08
11位 東洋大学 5:29:15
12位 中央学院大学 5:29:17
13位 中央大学 5:31:40
14位 順天堂大学 5:31:52
15位 日本大学 5:32:53
16位 法政大学 5:33:00
17位 神奈川大学 5:34:11
18位 日本体育大学 5:34:35
OP 関東学生連合 5:34:54
19位 筑波大学 5:37:53
20位 国士舘大学 5:38:37
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