大谷資料館 市仏連参拝旅行(2)

横浜市仏教会(市仏連)の参拝旅行で栃木県方面に出かけてきました。

■大谷寺・鑁阿寺参拝と足利フラワーパークを巡る旅
日時 平成30年4月26日(木)
行程 横浜駅~東北道~大谷寺参拝~大谷資料館~ロマンチック村(昼食)~鑁阿寺参拝~足利フラワーパーク


その(2)では、大谷資料館をご紹介いたします。

宇都宮市の北西にある大谷町からは、大谷石(おおやいし)という名称で珍重される凝灰岩が産出されます。

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この大谷石は、東西8km、南北37km、地下2~300mの広大な範囲に分布しており、埋蔵量は10億トンと推定されています。

江戸時代中期には採掘が本格化され、ツルハシによる手掘での採掘が行なわれました。石切り職人1人が、厚さ6寸×巾10寸×長さ3尺の「六十石」(ろくとう)石を12本くらいのペースで採掘していたそうです。

採掘の機械化により、1957(昭和32)年にオートメーション採掘第1号機が実用化し、1960(昭和35)年には全採掘場で機械化されました。現在では、機械化がさらに進歩し、垣根掘り、平場掘り、裁断、化粧削りなど、採掘や色々な加工が機械で出来るようになりました。

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永年の採掘により、「大谷石地下採掘場跡」としての巨大な地下空間が形成されました。
この地下採掘場跡は、野球場がまるまる入ってしまう程の大きさがあり、壮観かつ、幻想的な雰囲気を持つ巨大地下空間として、現在ではコンサートや美術展などが度々開かれています。

今回の旅行では、この地下空間にも入ってきましたので、その内部をご紹介します。

階段を降りていくと、このような光景が広がります。

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内部の温度は約6度。
おおむね一年中同じ温度が保たれています。

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人と比べると、どれほど広大な空間化がわかると思います。

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ライトアップにより、幻想的な雰囲気が醸し出されています。
周りが岩肌なので、残響効果も高くなっています。

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ところどころ、天井の一部から地上の光が差し込んできます。
雨の日には、そのまま雨水が流れ込み、その雨水が溜まって池になっています。

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コンサートや撮影、結婚式、展示会などに利用される機会が増えているということも納得できます。

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投稿者: kameno 日時: 2018年4月28日 02:50

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