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横浜市仏教連合会(市仏連)主催 春の仏跡参拝旅行が開催されました。
日程 平成28年4月18日(月)日帰り
行程 柴又帝釈天参拝~昼食(柴又川甚)~皇居特別参観~護国寺参拝
参加 横浜市内仏教寺院(市仏連加盟寺院)及び檀信徒
春の仏跡参拝旅行は日帰りの行程で、今回参加は130名。バス3台での旅行となりました。
市仏連には各宗派の寺院による団体ですので、それぞれの寺院では普通の旅行では行えない特別な拝観を毎回いただいております。
朝8時、横浜駅天理ビル前を予定通り出発。
まずは葛飾、柴又の帝釈天に向かいます。
柴又帝釈天は、日蓮宗経栄山 題経寺の通称です。
開山は禅那院日忠上人(1629年開山)、題経院日栄上人開基です。
柴又駅から帝釈天に続く参道は、平日朝にも関わらず参詣者が多いですね。
おなじみのお店が並びます。
二天門をくぐると、境内正面に帝釈堂があります。
手前の拝殿と奥の内殿から成り、ともに入母屋造瓦葺で、拝殿屋根の唐破風と鳥破風が特徴的です。
到着後、お茶の接待の後、内殿で特別祈祷法要をいただきました。
(内殿での法要の写真はありません)
この内殿は大正4(1915)年、拝殿は昭和4(1929)年に建てられ、帝釈天の板本尊が安置されています。
その左右に持国天と多聞天が配されています。
法要の後、帝釈堂内殿の外部の装飾彫刻を拝観。
欅で造られた彫刻は実に見事です。
法華経説話が視覚化され、具現化されています。これら彫刻は大正11年から昭和9年にかけて加藤寅之助をはじめとする彫刻師が1面ずつ制作したものです。
戦火を免れできたことは奇跡的なことなのかもしれません。
帝釈堂の奥に広がる庭園、邃渓園(すいけいえん)がまた見事です。
ちょうど新緑の季節で、鮮やかな緑色の光景が広がっています。
昭和40年に庭師永井楽山により造営された泉式庭園です。
本堂棟上より出現したとされる本尊(長さ2尺5寸、 幅1尺5寸の板牌)の別刷りも展示されておりました。
午前中のゆったりとした参拝を終え、近くの川甚にて川魚料理の昼食をいただきました。
すぐに矢切の渡しがあり、このようなのんびりとした光景が今も残されています。
(続く)