移動人権研修・福島方面(2)

宗務所主催移動人権研修・福島方面2日目を迎えました。

朝食後、原発被害糾弾・飯館村民救済申立団団長で、飯舘村前田行政区長の長谷川氏にご講義をいただきました。

 

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これから実地研修を行なう飯舘村の原子力発電所事故前後から現在に至るまでの経緯と今後の見通しについて、まずは座学を行ないます。
飯舘村は、事故後の避難が遅れたために数日後に降った雨の日によって多くの住民が被曝してしまったということが後になってわかりました。
事故後の放射能拡散の予測と避難などの対応が適切になされなかったことによる人為的な被曝といえます。

ご講演いただいた後、質疑応答、バスに乗って飯舘村に向かいます。
途中、道の駅川俣にて休憩。
放射線量は0.05から0.10の間でした。
名産の揚げたて川俣シャモのメンチカツがとても美味しい!

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飯舘村に入ると、風景が急に変化します。
道路には土砂を積んだトラックが頻繁に往来しています。
この土砂は、表面を漉き取った土地の表面に被せる汚染されていない土砂です。

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土地の除染は、このように表面を数センチ好き取って、土を被せる手法で行われています。
少しでも線量が下がることを目指して作業が絶え間なく続けられています。

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住居の庭先の除染も進められています。

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その結果、道の両側には、漉き取られた汚染土が積み上げられていきます。
汚染度(除去土壌)の保管場所は「仮仮置場」ということになっているのですが、この場所から他の場所に移されるのは何時の事になるのでしょうか。

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飯舘村役場に到着しました。

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村の歌。
「山美わしく 水清らかな・・・・」
そのような光景が戻るのはいつの日になるのでしょうか。

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飯舘村役場前の線量測定ポストは0.44μSv/hを示していました。
手持ちの線量計もほぼ同じ数値となっています。

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その後、長谷川氏に飯舘村各所をご案内いただきました。

除染作業が進むに連れて汚染土は増えていきます。
その処理をどのようにするのか、帰宅可能となったとしても産業をどのように戻すのか。
故郷を離れた人々をどのように戻すのか。
単純に線量を下げればよいというだけの問題ではなく、さらに総合的な視点での解決を目指さなければならない。
解決するべき問題はとても大きいと感じました。

投稿者: kameno 日時: 2014年10月23日 18:03

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