涅槃会の夜の小惑星通過

2月15日はお釈迦様入滅の日、釈尊涅槃の日です。
この日の夜、地球の静止衛星よりも内側の地表からわずか2万7680kmの距離を小惑星2012 DA14がかすめて通過していきました。
昨日から天気が悪く夜半過から午前5時ごろには雲が広がっていて観測できるかどうか微妙なところでしたが、再接近の時刻から少し経過すると、雲の隙間から小惑星を確認することができました。
小惑星は、しし座からおおぐま座に移動しています。

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写真中央付近に見える2つの明るい星は、おおぐま座ν(右側:3.5等)と ξ(左側:3.8等)で、その間を2012 DA14(約7等)が左から右に横切りました。

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露出時間は30秒。
その間にこれだけ動いています。

※薄い雲に街明かり反射して赤っぽい写真になっています。

 

小惑星の直径は約45メートル程度です。
もしも地球に衝突していたら大きな被害がでたことでしょう。

偶然にも、2月15日、重さ実に1万トン程度の大きな隕石が大気圏に突入し、ロシアのウラル地方に分解して落下したようです。
この衝撃によって、1000人を超える負傷者と、多数の建物に被害が出ました。


隕石の重さ、1万トンに上方修正…NASA

米航空宇宙局(NASA)は15日、ロシアに落下した隕石(いんせき)について、大気圏突入前の大きさは直径17メートル、重さは1万トンだったと数字を上方修正した。
大気圏突入時の空気の振動を観測する空振計のデータ収集が進んだため、再計算した。それまでは直径15メートル、重さ7000トンと算出していたが、直径が13%、重さが43%、それぞれ大きくなった。今後も修正の可能性がある。
隕石が大気圏に突入してからばらばらに分解されるまでの時間は、32・5秒だった。
(読売新聞 2月16日配信)


お釈迦様が涅槃寂静に入られた日の衝撃的なニュースでした。

投稿者: kameno 日時: 2013年2月16日 07:22

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