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神奈川県第二宗務所主催・人権研修旅行で北海道へ行っておりました。
研修旅行の目的は、アイヌ民族の歴史と人権問題を学ぶことです。
日程 平成24年11月6-7日
一日目の行程の最初は、苫小牧に程近い白老(しらおい)にあるポロトコタンを訪問しました。
ポロトコタンとは財団法人アイヌ民族博物館が運営している野外博物館の名称です。
ポロトコタンの意味は、アイヌ語で「大きな・湖の・集落」です。
白老地区にはかつてアイヌ集落があり、野外博物館、資料館などアイヌ文化の調査研究・伝承保存・普及を目的とした展示施設が並びます。
施設内には、茅葺の”チセ”と呼ばれるアイヌ民族の家屋が並んでおり、そこで伝統芸能・音楽や手工芸の実演などが行われています。
アペオイ(囲炉裏)の上には、サッチェプ(干鮭)が吊るされています(もちろん本物)。
ここで、民族楽器ムックリ(口琴)やトンコリ(五弦琴)、イオマンテリムセ(熊の霊送りの踊り)などが披露されました。
メンクルチサッスイェプ(イナキビご飯)
チェプオハウ(鮭と野菜のスープ)薄味でとても美味しい
チマチェプ(サケの串焼)
シト(団子)昆布で作られたタレが掛けられています。
資料館には貴重な展示資料が多数展示されています。
アイヌ民族にとっては、太陽は女性神、月は男性神です。
広場には、某携帯電話会社のCMで有名になった北海道犬の「カイ」君の子ども、「ソラ」君が飼育されていました。
人懐っこくて可愛いワンちゃんです。