映像を遠くに伝える便利技

寺院の境内のようにある程度広い空間で、ビデオ撮影した映像+音声を遠くで受信したい場合、どのようにしたら良いでしょうか。

通常のビデオコードを利用するのが一番手っ取り早いですが、コード自体が太く、値段も比較的高めなのが欠点です。
何よりも、伝送距離の制限があるために、遠い場所には届かない可能性があります。

そこで、便利なのがLANケーブルを利用する方法。
数百メートル単位で、長尺のLANケーブルが売られていますので、それを利用して使いやすい長さで利用する方法が便利です。

LANケーブルを作るのはとても簡単です。
まずは、端を切りそろえて、外皮を剥きます。

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中に8本の線が入っていますので、茶・茶白・緑・青白・青・緑白・オレンジ・オレンジ白の順番に並べます。

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そのままモジュラープラグに差し込むと、うまい具合に1つひとつのガイド穴に綺麗に入っていきます。
順番に間違いがないか、しっかりと奥まで入っているかを確認し、モジュラープラグの端子部をカシメます。
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すると、それぞれの線に端子が接続されます。

次に、モジュラープラグからケーブルが抜けないように、モジュラープラグの中央部をカシメると、しっかりと固定されます。

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もう一方の端にもモジュラープラグを付け、これで準備完了。

コンポジットビデオ信号(RCA端子)+オーディオ信号(RCA端子)エクステンダーを両端に付けることにより、映像+音声を伝送することが出来るようになります。
このエクステンダーは電源を必要としないので、ただ繋ぐだけでOKです。

 

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(例)大船観音の観音像前の映像が、下の事務所まで届くようになりました。

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エクステンダーはコンポジットだけでなく、HD画像を伝送できるエクステンダーも販売されていますので、必要に応じて用意すると良いでしょう。

以上、便利帳でした。

投稿者: kameno 日時: 2012年9月11日 08:35

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