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仙台市の南、名取市の沿岸部、仙台空港にほど近い閖上(ゆりあげ)は、東日本大震災による津波で大きな被害が出てしまった地区です。
閖上地区の中心部、閖上中学校にほど近い場所に、地区公民館を利用して出来たまちカフェが出来ました。
1年3ヶ月前、被災して無人のまちとなった閖上では、家に戻り作業をするにも水も電気もトイレも無い状況でした。
そこで、休憩所やコミュニティの場として活用できるよう、カフェ形式で「閖上まちカフェ」がオープンしました。
こちらは、オープン当初、コーヒーマシンやコーヒー豆のご縁もいただいた場所です。
カフェは宮城の建築家(JIA宮城地域会 復興支援委員会)により発案され、各種団体およびボランティア団体等々さまざまな方々が運営をサポートしています。
そこには、自主的に避難されていたり、仮設住宅に避難していたりと、コミュニティがバラバラになった閖上のさまざまな方々がやってきます。
閖上まちカフェは
〇さまざまな情報を集めて発信する場
〇住民の皆さんの様々な意見を聞き、紹介する場
〇お茶やコーヒーを飲みながらおしゃべりする場
であります。
この日も、初めて訪問された方が何人も居られ、コーヒーとお茶菓子をもとにいろいろなお話をお伺いしました。
<その写真は撮影しておりません>
また、地域の民生委員として活動されている方との意見交換も並行して行なわれました。
普段から「地域力」をいかに高めていくべきか、そして、「大丈夫だろう」という勝手な憶測は通用しないことなど・・・
そして、地域を見守ることと、自ら被災者でもある民生委員の方々の苦悩も含めてさまざまなことをお伺いすることができました。
(それについては追ってまとめて行きます)
敷地の一角にはモンゴルのゲルも設置されており、定期的に使用されています。
中は思いの外広く、居心地が良いんですよね。
まちカフェは、これからも地域の核として大きな役割を果たしていくことでしょう。