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大きな明るい月が昇ってきました。
今日は、月が満月で、かつ月が地球に最接近する「スーパームーン」となります。
地球に近い分、大きく明るく見えます。
(写真は貞昌院から見た今日 20:09_JST の月。まもなく満月となります)
以前、大きな満月と火星の競演というブログ記事で、月と地球の距離関係をグラフで描いてみました。
月は地球の周りを楕円軌道で回っているために、大きさは地球との距離によって異なって見えます。
楕円軌道の短軸が、地球から見て太陽と反対方向に位置するときには、満月となり、大きく明るい満月となります。
NASAのサイトに分りやすい解説動画がありますので、併せて掲示しておきます。
さて、現在、楕円軌道の短軸が地球から見て太陽と反対方向に位置する・・・ということは、長軸方向が太陽の方向にあるということになります。
随って、半月後に訪れる新月は、地球から遠い位置に月があるということになります。
5月21日に観測される日食が金環日食である大きな理由は、月が遠い位置にあるということが理由です。
スーパームーンと金環日食は切っても切り離せない関係にあります。
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満月が昇り始めるころ、西の空を見ると明るい宵の明星が見えます。
宵の明星の正体は金星です。
地球の内側を回る惑星であるために、丸い姿は観測できず、(次に述べる条件を除いて)必ず欠けて見えます。
こちらも、今日 20:09_JST 、貞昌院で撮影した金星です。
宵の明星ですから、上に欠けた三日月のような形となっています。
ところが、今年は、まん丸い金星を観測することが出来るのです。
これから金星はだんだん地球に近づいてきて(それに連れて細くなっていき)、ついには太陽、金星、地球が一直線に並びます。
6月6日、金星の太陽面通過です。
この瞬間、シルエットとして、まん丸い金星が浮かび上がります。
実は日食よりも、むしろ金星の太陽面通過の方がずっと珍しい現象です。
5月21日、6月6日と、目が離せないですね。
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