忍野八海と青木が原

まるで青空を鯉たちが悠々と泳いでいるような不思議な光景・・・・

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現在、富士山北麓には富士五湖がありますが、かつては山中湖周辺には宇津湖という巨大な湖がありました。
しかし、貞観地震(東日本大震災で有名になった震災です)に付随する西暦864年の富士山熔岩流出により、宇津湖は二つに分断され、山中湖と忍野湖が出来ました。
忍野湖はやがて水位が低下し、湧池・濁池・鏡池・銚子池・菖蒲池・底抜池・お釜池・出口池という8つの池が点在する忍野八海となっています。

池の底からは透明度の高い湧き水が豊富に湧き出していて、名水100選にも指定されています。

 

富士山熔岩流出は、西麓は一面を覆い、そこに次第に植生が復活し青木ヶ原樹海となりました。
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樹海には数多くの風穴が点在し、そのうち富岳風穴と鳴沢氷穴は規模が大きいことで有名です。
内部の気温は夏でも氷点下に近く、巨大なつららが形成されています。
天然の冷蔵庫として使用されていました。

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冒頭の写真は、忍野八海にある池の写真↓をさかさまにしたものです。
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水深8メートルある池は、透明度が高く、底がはっきりと見えます。

投稿者: kameno 日時: 2012年3月31日 14:01

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