神奈川宿青木橋今昔

昨年末より曹洞宗神奈川県宗務所に通っております。
事務所は本覺寺様の御厚意により横浜駅に程近い場所にあります。
交通の便の良い場所です。

この場所は、かつての東海道神奈川宿があった場所です。

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明治39年測図・1/20000地形図

赤○が本覺寺です。
かつての東海道の道筋がよく判ります。
現在の宮前商店街から青木橋を渡り、鶴屋町と台町付近の高台を抜ける街道は現在も残されています。
地図上の「神奈川」駅は、京浜急行の神奈川駅ではなく、東海道線の神奈川駅で、現在の横浜駅より数百メートル東京寄りにありました。

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約100年前(左写真)と、現在、ほぼ同じアングル(青木橋から眺めた本覺寺方面)の写真を並べてみました。

東海道線沿いに走る国道一号線は片側3車線の道路となっています。
かつてあった理髪店、そしてお堂は、国道拡張により無くなってしまっています。
また、山門(日本初のペンキによる塗装がされたことで有名)から真っ直ぐ伸びていた参道は、やはり国道拡張のために写真左方向にぐっと曲げられています。

なお、現在の参道沿いの本覺寺会館に宗務所があります。
台風15号の塩害の影響で、山門両側のイチョウがだいぶ被害を受けています。

同じ場所からの眺めを定点観測的に捉えると、時代の変遷を捉えやすくなります。
街の何気ない写真も、保存、整理していくことが大切なのです。

折角の機会なので、これからも宗務所周辺の史跡を巡っていきたいと思います。


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投稿者: kameno 日時: 2011年11月 7日 18:48

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