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9月21日、台風15号が関東地方を通過していきました。
昼過ぎから猛烈な暴風となり、境内の木々、特に市指定名木古木のイチョウは倒れんばかりに揺さぶられておりました。
この台風を境に、イチョウに異変が起こっています。
イチョウの手前半分が茶色に変色してしまいました。
近くの樹木の葉も茶色に。
どうやら、台風が太平洋上から海水を巻き上げて、暴風とともに潮を運んできたことによる塩害のようです。
雨台風であれば、塩分は洗い流されるのですが、雨量がそれほど多くない場合は葉の表面に塩が残ってしまいます。
当日の風の記録を横浜地方気象台から拾ってグラフにしてみました。
午前11時の台風通過を境に風速が急激に高まり、風向きが逆転しています。
瞬間最大風速は18:00前後に毎秒35メートル(時速にすると約100km/時)を超えています。
南方向から猛烈な風が吹きつけたことを示しています。
貞昌院の南には相模湾があり、海までの距離は10キロメートル以上ありますが、それでも葉を枯らすほどの潮が到達したということになります。
今年のイチョウの黄葉はあまり美しく染まらないかもしれません。
我が家のベランダの柵に何やら白っぽい粒々がたくさん付いているので、指で採り舐めてみましたら、まさに塩の結晶でした。これらを集めたら良質な塩として利用できたかもしれませんね!?
投稿者 ハマちゃん | 2011年10月 3日 19:07
ハマちゃんさま
結晶を舐めることができるほど塩がついていたのですね。
そういえば、一昨年は火山灰が堆積したことがありました。
http://teishoin.net/blog/003353.html
風はさまざまなものを運んできます。
投稿者 kameno | 2011年10月 3日 20:41