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今月末に町内会、地区民生委員を骨格とした「災害時支援者委員会」主催による防災訓練が行われます。
そのために、防災訓練の内容の検討と、諸準備を行いました。
地域の防災計画では、一般住民の方は小学校に設けられた拠点、要介護者については町内会館が拠点となります。
「災害時支援者委員会」では、平時には地域の要介護者の把握、災害時には安否確認、そして拠点運営という役割を果たすこととなります。
「いざ」というときに機能しなかったり、物品が不足していては困ります。
防災訓練は定期的に行っていくことが大切です。
永野地区合同防災訓練 のように、役所も巻き込んだ大規模な訓練ではなく、地元密着型の訓練となります。
防災倉庫には、必要最低限の物品が備蓄されていて、定例会議で点検と、追加補充物品の検討を行っています。
災害時にどうしても必要となるのがトイレです。
ライフラインが止まったことを想定し、テント型のトイレを複数用意しています。
組立も、経験するとしないとでは大違いです。
防災訓練では、参加者全員に組立を行っていただく予定です。
発電機も、きちんと動作するかをチェック。
食料と、調理器具の点検。
一度に10kgのお米が焚ける釜が3つ。そのほか寸胴鍋など。
調理器具に関しては必要充分と思われる数が備蓄されています。
しかし、ハード面での数をクリアしても、それを実際に使うソフト面の充実こそが災害時には求められます。
賞味期限の切れるアルファ米御飯の試食もしました。
最近の非常食はとても美味しいですね。
月末の訓練では、災害時を想定し電気・都市ガス・水道が止まったことを想定し、プロパンガス、マキ、木炭による炊飯、味噌汁の炊き出し訓練を行う予定です。
貞昌院の井戸水も活用しまず。
追記
地域のお祭りや、寺社の行持で、何百人分もの食事を地域のコミュニティーで作って振舞うということが伝統的にごく当たり前に為されてきました。
地域の絆を深めるだけではなく、自然に、知らないうちに防災訓練を実践しているという、古来からの智恵であるといえましょう。