沢蟹の赤ちゃん

10月になりました。秋彼岸を境に気温がぐっと下がり爽涼の候と呼ぶにふさわしい時節となっています。

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今日は一日中雨模様でしたので、裏庭の池に棲息する沢蟹たちが岩陰から出てきて盛んに活動しています。

沢蟹
甲幅20-30mm、脚を含めた幅は50-70mmほど。体色は甲が黒褐色・脚が朱色のものが多いが、青白いもの(地方によっては「シミズガニ」と呼ばれる)、紫がかったものなども見られ、よく見られる体色は地域個体群によって異なる。甲羅には毛や突起などはなく、滑らかである。オスは右の鋏脚が左よりも大きくなるが、左のほうが大きい個体もいる。 川の上流域から中流域にかけて生息する。和名どおり水がきれいな渓流(沢)・小川に多いので、水質階級Ⅰ(きれいな水)の指標生物ともなっている。日中は石の下などにひそみ、夜になると動きだすが、雨の日などは日中でも行動する。また、雨の日には川から離れて出歩き、川近くの森林や路上にいることもある。活動期は春から秋までで、冬は川の近くの岩陰などで冬眠する。
青白い個体食性は雑食性で、藻類や水生昆虫、陸生昆虫類、カタツムリ、ミミズなど何でも食べる。一方、天敵はヒキガエル、アカショウビン、カワセミ、サギ類、イノシシ、イタチなどがいる。
春から初夏にかけて交尾を行ったあと、メスは直径2mmほどの卵を数十個産卵し、腹脚に抱えて保護する。卵は他のカニに比べると非常に大粒で、産卵数が少ない。幼生は卵の中で変態し、孵化する際には既にカニの姿となっている。稚ガニもしばらくは母ガニの腹部で保護されて過ごす。同じく川に生息するモクズガニやアカテガニなどは幼生を海に放さないと成長できないが、サワガニは一生を通じて海と無縁に生活する。寿命は数年-10年ほどとみられる。
(ウィキペディア 沢蟹 項より)

写真のような青白い個体は雑食性とあり、カタツムリまで食するようです。寿命が思いの他長いことに驚きました。
概ね8月から9月にかけてメスは卵を抱え込み、この時期に孵化します。

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暑い夏を乗り切って生まれてきたたくさんの稚ガニたちを見ることも出来ました。
小さくてかわいらしいですね。


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投稿者: kameno 日時: 2010年10月 1日 01:45

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