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大本山總持寺副貫首斉藤信義老師本山葬の「出喪(すいそう=出棺)」が9月17日朝に厳修されました。
■出喪行列順序〔斉藤副貫首老師本山葬〕
葬列は次の通りです。
<啓行>⇒<輪棒>⇒<高張>⇒法要都菅⇒<花籠>⇒四流彩幡⇒維那⇒手磬⇒楽鼓⇒銅ハツ⇒六知事・頭首⇒四流白幡⇒<龍頭(灯)>⇒<十流佛名幡>⇒<燭台>⇒<提炉>⇒<白蓮>⇒<盛物>⇒<銀蓮>⇒後堂(監院)⇒提燈⇒葬司⇒香亭・法炬⇒法要都菅⇒起龕佛事師⇒真影⇒真牌(主喪)⇒三脈⇒袈裟・大衣⇒先導師⇒総務⇒真龕⇒法蓋⇒側立⇒法弟⇒側立⇒香盒・柱杖⇒遺偈幡⇒師孫⇒親随⇒佛経・祖録・如意・竹篦・拂子・芴・念珠・法鉢⇒手磬⇒楽鼓⇒銅ハツ⇒檀信徒総代⇒押護
※<>内及び右図赤字部分は今回出喪略
葬列は一円相を描き、真龕が壇上に安置されます。
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本山の貫首禅師、副貫首老師の本葬儀のような葬列を組むということはそうそうあるわけではありませんが、一昔前は、葬儀の際に「野辺送り(葬列)」を組んで墓地や火葬場まで列をなして死者を送ることが一般的に行われて来ました。
現在では、出棺の際の葬祭場から霊柩車の間とか、納骨の際の寺院本堂からから墓地までなど、ごく一部分に葬列を組む風習が残されていたりします。
一般的に行われている(た)葬列の一例を挙げると、
大幡⇒龍頭⇒葬儀幡(四本)⇒灯籠⇒花籠⇒紙華⇒僧侶⇒位牌(喪主)⇒棺(天蓋を掲げる)・・・・などというような列となります。
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> kameno先生
今回の本葬儀に際し、「香亭」について、ちょっとだけ調査したのですが、それが無事喪列に加わったようで何よりでした。大寂定中の副貫首老師に謹んで合掌礼拝する所存です。
投稿者 tenjin95 | 2010年9月18日 19:52
tenjin95様
今回は法定聚会ではありませんでしたので略の部分もありましたが、軌範・諸資料を基にした出喪行列は厳粛かつ荘厳なものでありました。
ところで、香亭は、行列中に焚くべきなのか、それとも焚かずにおくのが正式なのかどちらでしょうか。
投稿者 kameno | 2010年9月18日 20:57
喪列......さすが本山だけあって莊嚴ですね。
齋藤信義老師のご遺徳を偲び、大寂定中更なる安寧を衷心より祈念申し上げます。
投稿者 叢林@Net | 2010年9月19日 23:13
叢林@Net様
喪列は大寂定中更なる安寧を願うこころの表れなのでしょうね。
葬儀の意義を改めて感じます。
投稿者 kameno | 2010年9月20日 09:20