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今年の暑さは観測史上最高、百年に一度と言われていますがゆめ観音開催の9月4日もとても暑い一日となりました。
横浜地方気象台の観測データで、大船に近い観測点の記録を見ると
この時期に軽く気温35度を越えています。
異常な熱さです。
白衣観音像前ステージでは、第一部、第二部に分け、途中15時頃に30分の休憩時間をとりました。
その休憩時間を利用して、ステージ前の観客席の芝生に「打ち水」を行ないました。
掛け声に合わせて1・2・3!~
打ち水の効果は少なくありません。
例えば、福島大学の木内教授は、東京23区内の土地利用状況を調べ、打ち水が可能な面積を40%と推定した上で気象計算モデルを使って、打ち水の効果予測を行い、2℃から2.5℃気温が下がるという結果を得ました。
また、打ち水をした所としていない所で最大で秒速1メートルの風速の違いも計算されました。
休憩時間以外でも、合間合間に会場各所でスタッフによる打ち水を行ないました。
さらに熱中症も心配されましたので、会場では繰り返し次のようなアナウンスを流しました。
暦の上では秋となっていますが、本日も暑い日となりました。
会場の皆様に置かれましては、くれぐれも熱中症にご留意ください。熱中症を予防するため以下の事項を守ってください。
・木陰などの涼しい場所に休憩場所を確保してください。
・観音像胎内や事務所内は空調が効いていますので、適宜休憩を取るようにしてください。
・水分、塩分の補給をこまめにとるようにお願いします。
・身体を適度に冷やす工夫をします。
・服装は吸湿性、通気性の良いもの、帽子や日傘をご利用ください。
・熱中症は早期の措置が大切です。少しでも熱中症の症状が見られた場合は、遠慮なくお近くのスタッフにお知らせください。
暑さのためか、入場者は午後3時までは例年より2割ほど少なく推移しておりましたが、気温が下がるに従って多くの来場をいただき、結果的に例年通りのご来場を戴きました。心より感謝申し上げます。
幸いなことに熱中症の発生も無く、事故も無く一日を終えることが出来たことが一番です。