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ゆめ観音開会にあたり、白衣観音前のステージで平和宣言が発表されました。
鎌倉市長様、神奈川県原爆被災者の会会長様ご同席のもと、そして日本のみならずアジア各地、世界からこの大船に集まった皆様の前でSOTO禅インターナショナル会長・細川正善師により発信されました。
平和宣言
これは大船観音の「平和の碑」に刻まれている長洲元県知事のことばです。 大船の丘から街を見守る、この白衣観音像は、1929年、世界の恒久平和を祈願して建設が始まりました。 平和は、政治的、経済的、軍事上の契約だけによって保障されるものではありません。最終的には人々の一致した誠実なゆるぎない取り決めによって築かれるものです。年齢、性別、社会的地位、宗教的帰属、または文化的背景の違いを超えて、私達一人一人が、平和な世界を創ることを求めれられています。 お釈迦さまは「怨みを持って怨みに報ぜば、怨みやまず。徳を持って怨みに報ぜば、怨みすなわち尽く」と説かれました。 戦後65年、大船観音建立50年の区切りの年に、第12回を迎える「ゆめ観音・・アジアフェスティバル」のこの大船の地からアジアに向けて、そして、全世界に向けて、人権の尊重と平和な暮らしが共有され安心して暮らせることを願い、ここに平和のメッセージを発信いたし、開会とします。 平成22年9月4日 ゆめ観音実行委員会 |
■来賓挨拶
日本中のどの都市よりも早く平和都市宣言を出した鎌倉市の長である鎌倉市長様より、
そして、大船観音は日本で唯一被爆者により「平和の火」が守り灯し続けられていることもあり神奈川県原爆被災者の会会長様よりメッセージを戴きました。
平和宣言の後、原爆の火の塔の前で。
平和宣言の後、ゆめ観音の舞台がスタートし、舞台の最後には平和を祈願する万灯供養法要が営まれました。
■万灯供養法要差定(式次第2010年版)
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差定
1.大梵鐘打出九声
1.殿鐘三会
1.七下鐘導師(大導師・焼却師)上殿
1.洒水の偈
1・散華の偈
1.読経(般若心経)
1.読経(仏陀神呪)
1.配塔婆(法華頓写)
1.収塔婆
1.舎利礼文三遍(読経中三拝)
1.拈香法語
1.献茶湯・塔婆焼却
1.世尊偈行道三匝
1.回向
1.大導師法話
ゆめ観音も終わりに近づく頃、平和の火の塔の周りもキャンドルの輝きに包まれました。