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お帰り「はやぶさ」、13日深夜ネット生中継13日深夜に地球へ帰還する小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏に突入するときに流れ星のように光る様子が、インターネットで生中継される。
宇宙航空研究開発機構によると、はやぶさの大気圏突入は日本時間13日午後10時50分ごろ。和歌山大学宇宙教育研究所は、はやぶさの試料カプセルが落下するオーストラリア南部のウーメラ近郊で、これを待ち受ける。超高感度カメラでとらえた映像を、ホームページ(http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/news/news20100613.html)で中継する計画だ。
すでに現地入りしている同大の尾久土(おきゅうど)正己教授によると、ここ数日、夜は一面の星空。尾久土さんは、「かなりまぶしい流れ星のように見えるはず」と期待する。また宇宙機構は、13日午後0時45分から「宇宙教育テレビ」(http://www.yac-j.or.jp/tv/)で、はやぶさに関する講演などの特別番組を上映。特設サイト(http://hayabusa.jaxa.jp/live/)では、通常は公開しない管制室の様子を午後6時からライブ中継する方針だ。
(2010年6月12日13時50分 読売新聞)
これまで何度かブログ記事でお伝えしてきた「はやぶさ」が、いよいよ地球に帰ってきました。
今晩、大気圏に突入してはやぶさの本体は「流れ星」となって燃え尽き、小惑星イトカワから採取された試料が入っていると期待されるカプセルがオーストラリア南部の砂漠に軟着陸します。
この記事を書いている午後4時は、地球帰還まで7時間。
現在、はやぶさは横浜から見て南西の上空をかすめ飛んでいます。
貞昌院から見ると、現在この雲の向こうのどこかを飛んでいるはず。
肉眼では見えないけれども、「はやぶさ」はこの空を東から西へゆっくりと移動しているはずです。
願い事を3回言う時間は十分にあります。
おかえりなさい!
(はやぶさが最後の力を振り絞って撮影した地球(c)JAXA)
(大気圏に突入し「火球:巨大流れ星」となるはやぶさ・(c)JAXA)
■追記
小惑星イトカワのサンプルが入っていると期待されるカプセルも無事見つかったようです。
おめでとう!
「はやぶさ」大気圏突入/カプセルも発見日本時間6月13日19時51分に「はやぶさ」は無事カプセルを分離し、日本時間6月13日22時51分頃には大気圏に突入しました。
2003年5月9日にM-Vロケットで打ち上げられてから約7年間、イトカワに着陸し、サンプル採取作業を行い、再び地球に帰還するという難事業を、幾多の困難を乗り越え成し遂げることができました。
また大気圏に再突入した「はやぶさ」カプセルについて、ヘリコプターにより捜索した結果、日本時間6月13日23時56分にWPA内の予定区域内においてカプセル本体を目視により発見しました。
なお、カプセルの回収作業は、日本時間6月14日午後に行う予定です。
kameno様
ついに帰還しましたね!オーストラリアの空に輝いた流れ星ダイナミックでしたね。その速さは聞いてびっくりです。最後に振り絞って撮影してくれた地球、何度も失敗したにもかかわらずあきらめなかった宇宙センターの気持ちがはやぶさに通じているかのようですね。はやぶさくんお疲れさまでした。皆にロマンを与えてくれてありがとう!カプセルが楽しみですね。
投稿者 ゼラニウム | 2010年6月14日 09:08
ゼラニウム様
はやぶさのミッションは、予定通りにいかなかった場合に困難に立ち向かい対処する様々なことを教えてくれました。
小惑星イトカワの砂が入っていなかったとしても、往復して帰ってきたということは貴重なことです。
今回の事業仕分けの影響もあり、関連予算17億の概算要求に対して、僅か3000万円程度しかつかなかったそうです。
このような技術を風化させてはいけないと思うのですが、事業仕分けが「一番の困難」なのかもしれません。
投稿者 kameno | 2010年6月14日 10:22