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思い出を語り在りし日をしのぶ
こころふれあう歓迎のパーティー
7月19日 東京グランドホテル(曹洞宗檀信徒会館)研修道場を会場に、盂蘭盆会おせがき合同法要が開催されました。
主催はSOTO禅インターナショナル(SZI)にゆかりのある元国際布教師O師。SZIは後援という形でサポートさせていただきました。
合同法要は午前中の第一部、午後の第二部の構成となっています。
第一部
お盆法要、おせがき供養
法要には真言宗、浄土真宗をはじめ各宗派の御随喜がありました。
研修道場の本尊様の周りには遺影とともに、新疆、西蔵で亡くなられた僧侶の供養塔婆も掲げられました。
また、庭を背景に精霊棚が設置されています。
普段の研修道場のとはまた違った雰囲気の一日となりました。
法要の後、昼食を挟んで、カウンターテナー歌手の池田弦氏、フルート、電子ピアノによる演奏、そして人形芝居など檀家さん縁の方々による清興がありました。
そして第二部へ。
インドのタンブーラ演奏家のニーティヤンダ・藤堂氏によるサンスクリットの般若心経の後、各言語でそれぞれの地域に対しての祷りが行われていきました。
その中のチベット語による真実の祷りを右⇒にご紹介いたします。
特に最近はチベットや新疆ウイグル地区の紛争が記憶に新しいところです。
不条理な迫害による宗教、民族弾圧が世界各地で行われている現状に、私たちが出来ることは如何なることなのでしょうか。
平和を考える素材として、第二部は僧侶が広島の原爆の残り火を原爆の誕生したアメリカの核実験場へ運ぶドキュメンタリー映画「GATE」が上映がされました。
平和を考えるこができるということは、平和な世の中であることの証でもあるのでしょう。
今回の合同法要は、SZI会員老師の住持されている寺院が主催した法要であり、今年春のSZI年度総会で上映した映画がご縁となり平和を考えるひとつのきっかけとして映画上映を行うことになったものです。
願わくは この功徳を以て普く一切に及ぼし
我等と衆生と皆共に 仏道を成ぜんことをWe beg that the merit gained through these gifts may be spread far and wide to everyone,
so that we and other living beings all together may attain the Buddha way.