雪だるまとsnowman

雪が積もると街のあちこちに雪だるまが出現します。
この雪だるま、「だるま」ということから、震旦初祖(中国へ禅を伝えた禅宗の初祖)菩提達磨大和尚に由来するという説が有力のようです。




雪だるま

(ゆきだるま、雪達磨)とは、雪でだるまのような形にかたどったものである。雪の降る地方でよく作られ冬の風物詩となっている。典型的なものとしては、目として炭団を入れ、腕として小枝を挿し、帽子としてバケツをかぶせる。小枝に手袋を填めることもある
英語ではsnowmanが雪だるまに相当する。 欧米の雪だるまと日本の雪だるまの違いは、形にある。その呼び名の文字通り、日本のそれは「達磨(だるま)」に似せたものであるが、欧米のそれは人に似せたものである。
日本のものは上部の球は頭、下部の球は肩から下の上半身と座法の胡坐(あぐら)の下半身を表す。このように、日本では雪の球二つを頭部と胴体に見立てて作るのが普通であるが、欧米ではさまざまな形があり、三つの球を使い、炭団でアゴヒゲを表現する例などがある。
欧米では人を模すものであるが、日本の雪だるまは禅宗の開祖とされる達磨を模すことから言って、作り上げる遊びとしてだけでなく、暗に宗教的にも形を成すものとして作り上げるものとして抽象性が高いともいえる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(下線はkameno付記)



日本の雪だるまは二段のものがスタンダードですが、欧米の雪だるま(Snowman)は三段のものが多い・・・



In Europe and North America, most snowmen are usually built with 3 spheres which contain the head,torso, and lower body.
(Wikipedia_English)

アメリカと日本の雪だるまの違いとは(exite Bit)

これは、Googleのイメージ検索を行っても良く分かります。


ゆきだるま

snowman

 
 

私は単純に「雪だるま」を作る動機は西欧も日本も変わらないと思います。
現在、雪だるまを作る時に「達磨大師」を意識して作る人はいないはずです。
「達磨」であれば、祈願をしたり拝んだりしますから宗教的な意味合いは無きにしもあらずですが、雪だるまを拝んだりはしませんね。

雪像を人の形に作るという行為は、人類普遍のものだと思います。だから欧米も日本も雪だるまは「人に似せたものである」でいいんじゃないかな?と思います。


ところが、いろいろと調べてみると、江戸時代にはこのように達磨大師を模して作っていたこともあるようです。

リアル雪だるま

当時はこのような雪だるまが多かったのでしょうか。
なかなか味わいのある絵ですね。

さらに


現在のような玉を二つの雪だるまは江戸時代にはなかった。
当時の雪だるまはだるま大使の石像でかなりリアルなものであり、大人が作る物であった。
(形は座禅を組むような形だったそうです。)
雪玉を丸めて遊ぶ「雪まろげ」という遊びはあったそうです。
「雪まろげ」・・・雪を転がし丸い大きなかたまりにすること
お江戸でござる おもしろ講座



なるほど、やはりそうなんですね。
大師と大使との誤植はここではおいといて(マグマ大使ではあるまいし)・・・
ということは、

・江戸時代には雪球を2段に重ねる雪だるまではなく、「達磨」を模した雪だるまであった
・時代が下り、二つの雪球を2段に重ねるような現在の雪だるまが一般的となった


起源は達磨大師であっても、現在は「人に似せたものである」ということでよさそうです。

今度雪が積もったら江戸時代の「リアル雪だるま」を再現してみたいものです。




■これまでに貞昌院で撮影したさまざまな雪だるま
(3段のものもありました)


20060121-4.jpg snow01.jpg 20080203-05.jpg

snow02.jpg snow03.jpg


蛇足


世界で遊ばれているゲーム「どうぶつの森」では2段となっていますね。
3段には積めませんでした。
snow04.jpg
(c)Nintendo 街へいこうよ どうぶつの森




蛇足2

スイスでは中に藁がつまっている雪だるま“ベーグ”を燃やし、冬と別れて春の到来を祝う


蛇足3

最多最大雪だるま…青森・黒石市 (読売新聞)

投稿者: kameno 日時: February 6, 2009 11:37 AM

コメントを投稿