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大船の街を托鉢で廻りました。
年の瀬も追い迫り、クリスマスシーズン真っ盛りということもあって、商店街の通りは人であふれています。
昼の時間は気温も高く、9月下旬並みの暖かさとなりましたが、今回もそれ以上に人々の温かい心に触れることが出来ました。
夕方からはキャンドルナイトが開催されるために、午後2時まで約2時間半の托鉢でしたがたくさんの浄財をお預かりしています。
いただきました浄財は赤十字社をはじめ、確固たる機関に寄託させていただく予定です。
困窮者たちをお寺救えぬか
主婦 ○○ ○子 (東京都三鷹市 77)昨今、心を痛める問題多すぎる。とりわけ、この年の瀬に派遣社員の方たちが即時解雇され、即刻社員寮を追い出されるという問題は、本当に胸が痛む。
一体、日本はどうなったのか、どうなっていくのか、実に不安に駆られる。
ニュースで、解雇された若者がわずかな荷物を抱え寮を出て、公園で一夜を明かす姿があった。
「テレビがあり風呂に入れる部屋が恋しい。昨夜は眠れなかった」と言っていた。
それにしても日本の仏教界はこの現実をどう見ているのだろう。
ニューヨークなどでは教会が率先してホームレスに食事を提供しているではないか。
日本でお寺が早々と困っている人たちに炊き出しをしたとか、境内にテントを張って避難場所を提供したという話を聞いたことがない。
葬式仏教になり、お寺と人々の関係が疎遠になったこともあるが、ここらでお寺が困っている人たちに手を差し伸べ、仏の志を示して欲しい。
お釈迦様は衆生を救うためにこの世に生まれたのではなかったのか。(朝日新聞 2008/12/23 「声」欄・下線はkameno付記)
僧侶たちはそれぞれ出来ること行っています。
例えば阪神淡路大震災から12年 でご紹介したような事例を、記録をまとめ、伝えていっていただいているということはとても嬉しいことでもあります。
「声」欄に投稿されてた方に見えていなかっただけなのでしょう。
ただ、前半の部分は大いに同意いたしますし、最後の二行は真摯にうけとめて行きたいと思います。
潜行密用 如愚如魯 『宝鏡三昧』
【大意】
たとえ誰も知らないところであっても(知らないところであるからこそ)他人のために汗を流そう
世の中が元気になって、多くの方々に笑顔がもどりますように・・・
私たちの托鉢も、これからもできる時に行っていきます。