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教区+SZI有志で行っている托鉢。
今回は鎌倉を中心に歩きました。
世界各地、日本各地で災害が続く昨今ですが、今回は主に岩手・宮城内陸地震の復興を願う災害たすけあい托鉢です。
日本曹洞宗の開祖道元禅師は、宝治元(1247)年8月から翌年3月にかけて波多野義重らの招きに応じて鎌倉を訪れ、執権北条時頼はじめ多くの人々に説法授戒等の化導をなされました。
道元禅師750回大遠忌の機(平成14年)に、遺徳を偲ぶ場所として鎌倉の地に造られたのがこの顕彰碑です。
鶴岡八幡宮西隣のバス通り沿いにあります。
ここで読経をして托鉢出発。
南に向かい、小町通りに入ります。
小町通りは、鎌倉駅前から伸びるショッピングストリート。
土産物店や菓子屋、レストラン、ブティックが並び、いつも観光客で賑わっています。
鎌倉駅を通り抜け右折。長谷へと向かいます。
長谷観音。
正式には海光山慈照院長谷寺。
浄土宗系の単立寺院です。名月院と並んで有名な紫陽花が丁度見頃でした。
石んこ地蔵たちの表情もかわいらしいですね。
本尊十一面観世音菩薩の前で読経。私たちの後ではたくさんの参拝の方々も一緒にお参りしておりました。
経蔵前の茶店にて。
鎌倉大仏。
正式には大異山高徳院清浄泉寺。
国宝の大仏様(阿弥陀如来坐像)の前で読経。
この大仏様は、元々は大仏殿のなかに安置されていましたが、室町時代の津波により倒壊し、以後は雨ざらしとなっています。
よく見ると銅の表面がかなり腐食しているようで心配です。
長谷から高徳院の裏手を通るハイキングコースに入ります。
午前中まで降り続いた雨のため、山道は泥沼と化している箇所が幾つもあります。
なかなか歩き応えがあります。
途中、ヤマユリの花々が心に安らぎをもたらしてくれます。
ホッとしたのも束の間。
ハードな行程は続きます。
高徳院?銭洗弁天?化粧坂切通し?源氏山公園?寿福寺(五山第三位)
寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院。
正治2(1200)年、北条政子が源頼朝を供養する為に建立した鎌倉五山第三位の古刹です。
開基は日本に臨済宗を伝えた栄西禅師。
ここから横須賀線を横断し、小町通り?道元禅師鎌倉御行化顕彰碑に戻り、托鉢の行程を終えました。
托鉢の拠点とさせていただいたR寺様には心より感謝申しあげます。
■関連リンク
さんぜ通信
前略
素晴らしい托鉢行ですね。私もお供させて欲しいです。
合掌
投稿者 pampkin | 2008年7月 5日 15:26
pampkinさん
コメントありがとうございます。
実際に道元禅師が歩かれた道かも知れない場所での托鉢はなおさら心持ちも違います。機会がありましたら是非!
投稿者 kameno | 2008年7月 6日 00:45