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汝等比丘。受諸飲食當如服薬。於好於悪勿生増減。趣得支身以除飢渇。如蜂採花但取其味不損色香。 比丘亦爾。受人供養取自除悩。無得多求壊其善心。譬如智者籌量牛力所堪多少。不令過分以竭其力。
弟子たちよ、飲食の施しを受けるときには、まさに薬を服用するように戴きなさい。
好きなものだから多く戴くとか、嫌いなものだから少なく戴くということをしてはなりません。
そして、蜜蜂が花から蜜を集める時には、ただその味わいだけとって、その花の色・香を損うことがないがごとく、生きていくうえで、身を支えるだけのものを戴き、飢えを凌ぎなさい。
比丘はこうあるべきです。
人からの施しを受けて自ら悩を除きなさい。
欲張って多くを求めて、施主の善心を壊してはなりません。
たとえば、智慧のある人は、牛の力を考慮し、牛の能力以上に荷物を積んで牛の力を損なってしまうことがないように配慮するものなのです。
(仏遺教経・お釈迦様の最後の説教より)
前日の記事でも触れましたが、貞昌院のある上永谷近辺は住宅地となってしまい、田んぼや畑はめっきり少なくなってしまいました。
上永谷に残されている貴重な田んぼでは、有機農法の見直しもあり、今は蓮華の花が満開です。
なぜ田んぼに蓮華が植えられているのか・・・・・
そのあたりは、春の風物詩ーゲンゲ畑 をご参照下さい。
ピンク色の絨毯をしきつめたような一面の蓮華畑は美しいの一言です。
摘んだ花を編んで遊んだことのある方も多いと思います。
蓮華畑には蜜蜂がたくさん集まってきます。
ブンブンという羽音が響き渡るくらい盛んに蜜を収集する姿が見られます。
蓮華の色や香りを損うことなく蜜を集め、受粉という施しをする蜜蜂を見習いたいものです。
・・・信憑性は定かではありませんが、ちょっと気になるニュースもありましたので、関連ニュースをご紹介します。
ミツバチがいなくなるナゾの現象、ドイツ人研究者が携帯電話原因説を提唱
全米で拡大しているミツバチが突然居なくなってしまうという現象がヨーロッパにも波及する兆しがでてきている。これまで原因もまったくナゾのままだったこの特異な現象に対して、ドイツ人研究者が携帯電話から発生する電磁波の影響でミツバチの方向感覚を乱してしまったのではないかという仮説を提示し、注目を集めている。
この仮説を出したのはドイツ、ランダウ大学のヨケン・クーン博士を中心とする研究グループとなる。ミツバチが巣から突然居なくなってしまうという現象は昨年の秋から米国の一部の州で発生。この現象はその後、またたく間に全米に拡大。米国ではこの結果、東海岸を中心に養蜂農家が飼育しているミツバチの約6割が行方不明になってしまった。
この現象、今年に入ってからはドイツ、スイス、スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャなどのヨーロッパ諸国にも拡大。これらの国でも既に養蜂農家の半数が影響を受けるなど、深刻さを増す状況に専門家の間では原因解明に向けた必死な努力が続けられてきた。クーン博士は携帯電話を始めとする電子機器から発せられる電磁波がミツバチの方向感覚を狂わし、結果として巣から出たまま戻ることができなくしてしまったのではないかと考えた上で実際に問題が起きていないミツバチの巣の近くに携帯電話を置く実験を試みた結果、ミツバチが巣に帰ることができなくなるという現象を確認することができたとしている。
携帯電話から出る電磁波が人体に対して影響を及ぼすかどうかについてはこれまで多くの研究がなされてきた。その結果、日本では電車内での携帯電話の使用に関しては心臓ペースメーカーに与える影響を与える可能があるとして利用を控えるように呼びかけが行われてきた。しかし、携帯電話が動物に与える影響に関しては研究は進んでいなかった。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200704171730&page=2
私は23歳から28歳までの六年間北海道根室市で自炊生活をしました。そのとき食べ物は薬だと思って食べることを心がけて一人悦に入っていました。これは後で考えたら子どものころに祖母に教えられたものだということを思い出したことがあります。このことはお釈迦さまが言われたことであるのですね。祖母は信心深く私たち兄弟をよくお寺の説教に連れて行ってくれました。
子どもにとって老人との会話は必要です。
現代の子どもたちも大人の言うことに良く関心を持ってくれます。核家族時代に老人と子どもの接する機会を作れないものかと思います。
投稿者 zazen256 | 2007年4月26日 04:13
子どもの頃に教えられえたことって後々まで心の中に残っていくものなのですから、よい教えを残されたお祖母さん、素晴らしいと思います。
縦の継承が失われつつある中で、人生の先輩と触れ合う機会を持つということは、とても大切な事だと存じます。
「食べ物は薬」というのは、五観の偈にもありますね。
四つには まさに良薬を事とするは形枯(ぎょうこ)を療ぜんが為なり
投稿者 kameno | 2007年4月26日 07:49
蓮華のお花畑のかわいいおんなのこは花の天使ですか?
大自然の中には仏法の教えが満ちていますね。お釈迦様はインドの人だったけれど旅をしたり色々な外国の人々に出会って、地球や宇宙からその「教え」を汲み取られたりもしたのでしょうか。生きている今ここに、真理そのものがある、と・・
いのちの不思議や逞しさに励まされながら春を迎えています・・
投稿者 ゆが | 2007年4月27日 10:37
ゆがさん
まさに仰るとおりです。
大自然に教えられることは多いです。
投稿者 kameno | 2007年4月28日 00:40