六曜について考える

大安、仏滅、友引などのことを六曜といいますが、六曜は特に冠婚葬祭に携わるものにとっては日取りをきめる重要な決め手として用いられてきました。
事実、仏滅の日の披露宴会場はバーゲン価格ですし、友引の日に多くの火葬場が休業しています。

けれども、本来、日取りの吉凶を表す六曜という迷信は、廃して然るべきであるという論議もあります。
例えば「友引」は、しばしば葬儀の日取りに関係して「友引の葬儀は友を引ぐ」から縁起が悪いといわれますが、もともと語源を辿ると「留連」「流連」と称されていたものが、後に発音の近似な「友引」へと変化したものに過ぎません。
昨日、このような新聞記事がありました。

六曜記載、人権配慮欠く 大津市が手帳全面回収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050211-00000079-kyodo-soci


良い機会なので、六曜について考えて見ましょう。
六曜については、SOTO禅インターナショナルの会議でもたびたび論議され、その成果が会報21号に掲載されています。
そこに、六曜の成立ちの記述がありますので、引用します
-------------------------------
六曜の起源は中国宋時代の六壬時課と称する時刻の吉凶占いに求められ、これは入学・求師・任官・赴任等の吉凶に関する迷信であるとされています。
毎日を機械的に小吉・空亡・大安・留連・速書・赤口の日として充当していき、これを参考にして一日の行動を律していくものでありました。
六曜は順番通りに毎日に充当されますが、月ごとに仕切り直しされ、今日でも太陰暦の毎朔日には次のように各月によって決められた六曜が充てられています。
正月朔日・七月朔日 ・・・先勝
二月朔日・八月朔日 ・・・友引
三月朔日・九月朔日 ・・・先負
四月朔日・十月朔日 ・・・仏滅
五月朔日・十一月朔日・・・大安
六月朔日・十二月朔日・・・赤口

ただし上記の名称と順番は、現行のものであり、日本に六曜が鎌倉時代末に伝来して以来、時代を経てその名称も順番も次のように変化しているのです。

鎌倉・室町期 大安・留連・速書・赤口・小吉・空亡
江戸中期   泰安・流連・則吉・赤口・周吉・虚亡
江戸末期   先勝・友引・先負・物威・大安・赤口
現在      先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口
---------------------------------引用ここまで

意外なことに、六曜の割付については、科学的な根拠にもどづいています。
分かりやすく説明すると、旧暦は月の満ち欠けによりますし、六曜はその旧暦の月日によって決定されます。
1月と7月は1日が先勝で始まり、2日以降、友引→先負→仏滅→大安→赤口となります。
2月と8月は友引から。3月と9月は先負から・・・・・

つまり、次のような法則に基づいています。
旧暦(月+日)を6で割った余りが、赤口は1、先勝は2、友引は3、先負は4、仏滅は5、大安は0。 どうです、実に明確な法則だと思いませんか?
あまりにも明確な法則なので、以前プログラムを組んだものがあります。宜しければ遊んでみてください。
http://teishoin.sakura.ne.jp/i/rokuyou/

さて、このように考えると、六曜は、いわゆる六壬時課とか陰陽道というよりは、むしろ日、月、火・・・の七曜と同様に、日の並びに名前をつけて、ただ並べたけと考えるのが妥当でしょう。

そこに、語呂合わせの言葉遊びが加わって、
先勝 万事 あさよりひるまでにすればさわりなし ひるすぎより日暮まではわるし
友引 うまのときわろし 此日 そうれいいたすべからず 大にいむべし
先負 万事あさよりひる迄わるし ひるすぎより日ぐれまでさわりなし
仏滅 悪日なり よろずもちゆべからず
大安 大吉日なり なにごともよろずよし
赤口 此日もあく日也 よろずいむべし ただし うまのとき一ときさわりなし

このような意味づけが為されました。

人々を惑わしたり、社会に実害をもたらすのであれば廃さなくてはなりませんが、六曜の問題点を、その成り立ちから考えるに、六曜そのものが問題なのではなく、その語呂合わせにより、後付で妙な意味づけをしてしまう部分にあるといえます。

伝統的な英知を探ることなくして短絡的に「迷信だ」「適切でない」と見徹すことば、あまりにも乱暴すぎますね。
興味のある方は、日、月、火・・・の七曜の歴史についても調べてみるとよいでしょう。

投稿者: kameno 日時: February 12, 2005 10:29 PM

コメント: 六曜について考える

メールで六曜の件が投稿されておりましたので、何のことかと思いましたら、ブログでの議論だったんですね。

手元に資料がありましたが、後ほどまたコメントするか、小生の方でも論じてみます。

投稿者 tenjin95 | February 13, 2005 5:57 PM

SZIで以前取上げた内容だったので、メールで送ってみたのですが、あまり反応薄で残念でした。
その後、私なりにまとめたものをブログに残してみた訳です。

投稿者 kameno | February 13, 2005 8:19 PM

今まで読みました六曜に関するものは、中国から渡りこのように変遷してきた、という程度のもので、その様な法則があるとは存じませんでした。
今度、チョト自慢して皆様に開陳してみます。

投稿者 usagi | February 14, 2005 2:47 PM

六曜は不規則に並んでいそうですが、単純な法則性があることは意外と知られていないのですね。
私も最初、この法則を知って拍子抜けしたものです。

投稿者 kameno | February 14, 2005 11:49 PM

脅迫にビビったジェハに「訓練で来たのに脅すわけない」と冗談だと明かすハンア。そのごろ、ドイツ·フランクフルトでは多国籍軍複合体の持ち株会社「クラブM」をある男が引き継ぐことに。

投稿者 日本ドラマ | October 10, 2014 5:07 PM

低フリクションを実現する自己潤滑性特殊鋼
高面圧下で潤滑し、駆動部品の小型 -低摩擦損失化が可能
1.開発の目的
 世界的な自動車の燃費規制が広がる中、内燃 / 非内
燃機関の両者とも低燃費化が求められ、パワートレイ
ンの軽量・摩擦損失の低減が求められている。それに
は高面圧あるいは貧潤滑下でも低い摩擦係数が維持で
きる部品が必要とされている。
2.開発の内容
 従来の鉄鋼材料には見られない、開発特殊鋼 SLDMAGICの自己潤滑性の発現原理を解明した。その
原理とは、
① 境界潤滑時の凝着のメカニズムを明らかにし、油か
ら変質したナノレベルのダイヤモンドが起点である
ことを解明した(図 1 反応経路①)。
② 開発材は、炭素がダイヤモンドになりにくい結晶構
造物質(グラファイト層間化合物;GIC*1)にする
ことで潤滑性能を向上させた(図 1 反応経路②)。
③ 摩擦反応で発生し、潤滑物質 GIC の構成物ともな
る硫酸イオンを CuSO4 にすることで表面に固定化
し、防食を行い(図 1 反応経路③)極圧添加剤でみ
られる腐食摩耗を抑止。
 すなわち、境界潤滑下での摩擦損傷の起点はダイヤ
モンドであり、ギ酸等の悪影響も説明できる理論であ
る。つまり本材料の応用だけではなく、新たな潤滑油
や機械の設計則の構築の基盤となりうる原理である。
3.開発の成果
 冷間塑性加工用金型向けの工具鋼として 3600ton/
年出荷。現在、自動車メーカーを中心とした機械メー
カーと共同で基礎評価中。数社で好結果が出ている。
図 2 に示すように硬くても従来材に比べ摩擦係数が上
がりにくい特徴があり、摩擦部品のダウンサイジング
化と摩擦損失の低減を同時に狙える。
日立金属株式会社 冶金研究所
〒692-8601 島根県安来市飯島町 1240 -2
TEL. 0854-22-1919 FAX. 0854-22-6374
kunichika.kubota.rd@hitachi-metals.com
図 1 解明された表面反応の全体像
      (炭素結晶の競合(CCSC*2
)モデル)
4.特記事項
 日本トライボロジー学会、日本金属学会、日本塑性
加工学会、日本鉄鋼協会にて発表。
 2006 年度日刊工業新聞十大新製品賞、2007 年度素
形材経済産業大臣賞、2010 年度発明協会文部科学大
臣奨励賞を受賞。
(文責:久保田邦親)

投稿者 日本科学未来館 | May 30, 2020 5:00 AM

コメントを投稿