
永谷天満宮鳥居と貞昌院山門の間の公道にあった桜の老木が、幹に空洞ができたため倒木の危険があるということで伐採されることになりました。
本日、残念なことではありますが、ついに伐採作業が始まりました。
この桜の木が、なぜ公道の車道上に植えられているかといいますと、このせせらぎ緑道はかつて、現在環状二号線の中央に移されている平戸永谷川が流れていた場所であり、その川沿いに桜並木として植えられていたからです。
明治天皇即位を記念して植樹された桜並木であり、永谷川沿いに平戸・赤関橋から貞昌院・永谷天満宮まで100本の桜の木が植えられていました。
しかし、戦時中にほとんど伐採されてしまい、残されていた貴重な1本だったのでした。
樹勢は衰えたとはいえ、毎年、きれいな花を咲かせ、通行する人々の目を楽しませてくれていました。