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令和7(2025)年、第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)がスタートしました。
シード権を獲得した10校と、秋の予選会を勝ち抜いた10校、学生連合の全21チームが走ります。
昨年に引続き行動制限がない平年の沿道の応援の光景が戻り多くの応援の人々が沿道に集まりました。
貞昌院に程近い権太坂を過ぎて下りきった2区18キロ地点で応援してまいりました。
「花の2区」の激戦をご覧ください。
令和7(2025)年、第101回大会 2区18キロ地点通過順
4 帝京大学 山中博生
4 中央学院大学 吉田礼志
4 國學院大學 平林清澄
17 専修大学 D.マイナ
18 日本体育大学 山崎丞
18 関東学生連合 森川蒼太
【第101回 東京箱根間往復大学駅伝競走・往路ゴール 箱根・芦ノ湖】
20.8km地点
◆1 青山学院大学 5:20:01 - -
◆2 中央大学 5:21:48
◆3 早稲田大学 5:22:30
◆4 駒澤大学 5:23:17
◆5 創価大学 5:23:38
◆6 國學院大學 5:25:26
◆7 城西大学 5:25:58
◆8 立教大学 5:27:27
◆9 東洋大学 5:27:53
◆10 日本体育大学 5:28:03
◆11 東京国際大学 5:28:34
◆12 中央学院大学 5:28:37
◆13 順天堂大学 5:28:40
◆14 帝京大学 5:29:28
◆15 山梨学院大学 5:31:03
◆16 法政大学 5:31:25
◆17 日本大学 5:33:04
OP 関東学生連合 5:33:05
◆18 神奈川大学 5:33:39
◆19 大東文化大学 5:33:44
◆20 専修大学 5:36:50
青山学院大 2年連続往路V 山登り5区で若林が大逆転!2区黒田朝日が7人抜き、4区太田が2年連続区間賞【箱根駅伝】 (TBS NEWSDIG Powered by JNN 2025/1/2配信)
■第101回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路(2日 東京・大手町~神奈川・芦ノ湖 107.5キロ)箱根駅伝・往路は青山学院大が2年連続7度目の往路優勝を果たした。タイムは5時間20分02秒(速報値)。2年連続8度目の総合優勝に向け好スタートを切った。
1区で10位と出遅れたが、2区で黒田朝日(3年)が7人抜きの激走。4区で太田蒼生(4年)が2年連続区間賞で2位に浮上。そして山登りの5区で若林宏樹(4年)も区間新の会心の走りをみせ、トップの中央大を抜いて逆転した。
スタート地点の大手町には多くのファンが集まり、気温3.4度、風速2m/hと絶好のコンディションの中、大歓声に包まれて全21チームがスタートを切った。1区(21.3km)でいきなり飛び出したのが中央大の吉居駿恭(3年)。兄は前日のニューイヤー駅伝で1区を走った吉居大和(22、トヨタ自動車)。最初の1㎞で2位集団に10秒差。青学の宇田川瞬矢(3年)らがお互いをけん制し、ペースが上がらない中、吉居はペースを落とさず、15.4㎞付近では2位集団と約700m差となった。
19チームの2位集団は残り17.9㎞付近でふるい落としが始まり、神奈川大と専修大が遅れ始めた。そして、20㎞付近で2年連続優勝を狙う青学の宇田川も付いていけず。単独走の中央・吉居は自分のペースを守り、歴代4位の記録でタスキリレー。
◆2区で黒田朝日が区間新、4区で"駅伝男"太田が激走
2区(23.1km)はトップの中央を追って2位駒沢は1分32秒差でキャプテン・篠原倖太朗(4年)、6位国学院は1分40秒差でエース・平林清澄(4年)、10位青学は1分45秒差で3年連続2区の黒田朝日がスタート。圧倒的なスピードを見せたのが4種目(5000m、10000m、ハーフマラソン、20㎞)の学生記録を持つ東京国際大のリチャード エティーリ(2年)。10人抜きで4位まで順位を上げて、7.5㎞付近で3位駒沢の篠原に並んだ。トップの中央は溜池一太(3年)がリズムよく走り自分のペースをキープ。2位集団は13㎞付近で早稲田、駒沢、東京国際が並んだ。エティーリは区間新記録となる1時間5分31秒をマークし、2位でのタスキリレー。青学・黒田は8㎞付近までに2人に抜かれて12位まで順位を落としたが、14㎞付近までに2人を抜き、10位に戻すと17㎞付近で7位に浮上。さらにそのスピードを維持し、18.1㎞付近で中央学院大、帝京大、そして、国学院の平林を一気に抜き去り4位。20㎞付近では3位駒沢の篠原もとらえて3位に浮上。
創価大の吉田響(4年)も青学の黒田に付いていき、17位から4位まで順位を上げ、エティーリに続き吉田と黒田の3人が区間新記録をマークするという歴史的な2区となった。2区を終え1位が中央大、2位は40秒差で東京国際、3位は49秒差で青学、4位は59秒差で創価大。三冠を狙う国学院は平林が順位を2つ落として8位に。
3区(21.4km)、3位青学は鶴川正也(4年)、9秒差で前を走っていた東京国際を10㎞付近で後ろにつくと給水すると一気に突き放し、2位に浮上。しかし、後ろから追ってきた創価のS.ムチーニ(2年)に抜かれて3位。12㎞付近では鶴川はムチーニに付いていかずに自分のリズムをキープ。中央は本間颯(2年)が区間賞を獲得する安定感のある走りで後続との差を徐々に広げトップを堅守。2位には1分34秒差で創価、3位には2分24秒差で青学、4位には2分56秒差で駒沢。
4区(20.9km)、トップを2分24秒で追う3位青学は原晋監督(57)が"駅伝男"と絶大な信頼を寄せている太田蒼生(4年)。5㎞付近でトップとの差を18秒、8.9㎞付近で39秒と徐々にタイムを縮めていった。13㎞付近で2位創価の野沢悠真(3年)をとらえて、2位に順位を押し上げた。
前を走るのは中央の白川陽大(3年)のみ。この春にはGMOインターネットグループに加入が決まっている太田は確実な走りでトップの中央を追っていく。15.4㎞付近で1分14秒差、区間新には及ばなかったが歴代2位、2年連続となる区間トップの走りで1位の中央に45秒差まで詰め寄った。
山登りの5区(20.8km)、トップの中央は最初で最後の箱根駅伝となった園木大斗(4年)、追う青学は去年、5区で区間新をマークした若林宏樹(4年)、3.5㎞付近で54秒と差が少し開いた。
7㎞付近で前半ハイペースで入った中央の園木がペースダウン、2位青学の若林は32秒差に。8.3㎞付近で中央の園木が見えると若林は右足をポンポンと叩き気合を入れた。そして、9.5㎞付近で横に並ぶと、並走することなく中央の園田を抜き去り、青学の若林がトップに立った。
若林は15㎞付近の給水ではチームメイトから水を受け取ると、グータッチをして仲間から力をもらった。最後まで若林のスピードは落ちずに箱根の山を攻略、区間新記録の1時間9分11秒でチームをトップに引き上げて、2年連続7度目の往路優勝を果たした。