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横浜市営地下鉄ブルーライン上永谷駅のすぐ近く、環状2号線「馬洗橋」を起点として江の島の直ぐ近く国道134号線まで結ぶハイスペックな幹線道路が計画されています。
この計画が決定されたのは昭和32年(1957年)。
それから長い年月が経過しましたが、未だごく一部が部分的に開通しているのみです。
図は神奈川県のプレスリリースより
都市計画道路 横浜藤沢線(関谷工区) 街路整備事業(1957年 計画決定) 1.概要 1)全体の概要 ア)本路線は、横浜市港南区の環状2号線を起点とし、藤沢市鵠沼海岸の国道134号に至 る、延長約14.3㎞の幹線道路である。 イ)本路線は、圏央道を構成する、横浜湘南道路と高速横浜環状南線が連絡する(仮)栄IC ・JCTへのアクセスを強化するとともに、横浜市内と湘南地域を結ぶ、広域的な主要幹 線道路である。 ウ)本路線は、「第1次緊急輸送道路」及び「緊急交通路指定想定路」に指定されている国 道1号の代替機能を有している。
まずは、その全貌を横浜市行政地図情報提供サービスi-マッピーで眺めてみましょう。
青く着色されている部分は道路用地として建築制限がかかっている範囲です。
想定ルートをGoogleEarthで辿ってみました
横浜藤沢線の起点は、貞昌院の直ぐ近くです。
既に完成している片側3車線の環状2号線「馬洗橋」から、やはり同じく片側3車線のハイスペック道路として始まり、(完成すれば)江の島までダイレクトに接続されます。
しかし、計画決定から66年が経過する現時点において、計画通りに強要されている区間は、この馬洗橋から「天谷大橋際」までのごく一部のみとなっています。
下写真は2007年に撮影した丸山台4丁目「天谷大橋際」から少し先(南)に進んだ場所のものです。
この状況は、2024年現在でもほとんど進捗していません。
それでも、ここから先、環状3号線に至るまでの区間(丸山台~桂町戸塚遠藤線舞岡公園延伸区間として、舞岡公園南側で4車線道路「桂町戸塚遠藤線」に接続する約1.9km)は令和4年4月1日に、当該事業区間が「横浜市道横浜藤沢線」及び「横浜市道上永谷第二百二十三号線」とし
て重要物流道路に指定されましたので、工事は粛々と進められていくようです。
事業の進捗状況、残事業の内容等としては、用地取得率約99%、事業進捗率約68%、用地取得と並行して施工可能な部分の工事を進め、令和12年度の完成を目指して事業を推進していくとのことです。
環状3号線から先は栄区までの区間は、事業がストップしているように見えるので今後相当の年月がかかることでしょう。
その環状3号線をさらに進んだ先、大船の北、田谷付近で現在建設中の「横浜湘南道路」と「横浜環状南線」が交わる「栄IC・JCT(仮)」から先、「阿久和鎌倉線」藤沢駅東側の川名交差点までをむすぶ区間は事業が進んでいます。
まずは優先度を考慮して段階的に開通させていこうということですが、上永谷から江の島までの全線開通が実現するのはいつのことになるでしょうか・・・・・