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おみくじの歴史

貞昌院のWebsiteに江戸時代中期より貞昌院に伝わる「天神おみくじ」を掲載しています。

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文化財のために、なかなか引いていただくことができなかったのですが、どなたでも、どこからでも引けるようにインターネット上に掲載しているわけですが、「おみくじ」のキーワードで訪問いただくことも多くなりました。

貞昌院のWebsiteへ「おみくじ」をキーワードにした直近1年間のアクセスログ(Google console)は右画像のような結果でした。

とても多くの方に「天神おみくじ」を引いていただいたことがわかりますし、特に正月3が日に集中していることもわかります。
正月行事として初詣と、その年を占いおみくじを引くことが習慣づいていることの結果でしょう。


なお、貞昌院の「天神おみくじ」は版木が残る最古のおみくじです。
古いがゆえに、凶の割合が多いことは予めご了承ください。


さて、このたび、おみくじ研究家の方より、献本をいただきました。
膨大な資料をもとに、歴史的経緯、分類、今後のおみくじの展開などについて詳細に纏められています。
「天神おみくじ」にも触れていただいています。


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歴史文化ライブラリー 583 

『おみくじの歴史』  新刊
神仏のお告げはなぜ詩歌なのか


出版年月日 2023/12/20
ISBN 9784642059831
判型・ページ数 四六・282ページ
定価 2,090円(税込)


初詣で運勢を占うおみくじ。日本の社寺の風俗として定着しているが、いつから存在し、誰がつくり、なぜ和歌や漢詩が書いてあるのかなど、謎は多い。そのルーツを追いながら、日本人がどのようにしておみくじと関わってきたのかを探り、長く人々を惹きつけてきた魅力に迫る。歴史を知り神仏のお告げと向き合い解釈すれば、おみくじはもっと面白い。

[目次]
おみくじの謎―プロローグ/おみくじのルーツ 神仏のお告げ(占いからおみくじへ/漢詩みくじの伝来と展開/神詠から歌占、和歌みくじへ)/和歌で占う ひろがりと変化(江戸の歌占/和歌みくじの明治維新)/おみくじ今昔(扁額のおみくじ/おみくじは生きている/現代の漢詩みくじ/現代の和歌みくじ/多様化するおみくじ)/いつもそばに、おみくじ―エピローグ


・仏教と神道のおみくじ
・おみくじの引きかた/作法
・凶が出た時にはどうするべきか

などについて、改めて学ぶことも多いので興味ある方は是非読んでみてください。

投稿者: kameno 日時: 2023年12月23日 21:19

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