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永野地区の合同防災訓練が行なわれました。
この防災訓練は、地域防災拠点運営委員会が主催し、地震災害の発生を想定し、区役所・消防署・消防団等のご協力により町内会と合同で行なわれる実地訓練です。
【訓練想定】
午前8時 震度5強の地震が発生し地域防災拠点を開設
地域防災拠点となる小学校の体育館に集まり、まずはデジタルトランシーバーによる連絡訓練が行われました。
その後、4班に分かれ、拠点開設時の施設、場所を体験していきます。
■災害用段ボールベッドと避難区画(体育館内避難者300人収容、感染対策時100人収容)
1人あたり2㎡の区画となっています。2人用で4㎡、4人用で8㎡です。
段ボールベッドはダンボール箱の中に補強用Z仕切りが入っており、均等荷重は4,000㎏で大人20人が立って乗っても潰れません。
■防災拠点本部(多目的室)
拠点本部には非常用電源、パソコン、プリンターなどが整備されます。
■防災備蓄庫
避難者約300人分の食料と非常用機器が保管されています。
■ハマッコトイレ(下水道直結式仮設トイレ)
注水用マンホールにプールの水を貯めることにより、仮設水洗トイレとして機能します。
約500人使用したら貯水弁を開けて排水します。
仮設トイレ用の下水道管は耐震性の高い管を採用しており、使用後に直接下水道に流すことができ衛生的です。
また、障害者や高齢者でも使用できるように設計されています。
■煙ハウス体験
いざ火事に巻き込まれた際に、充満する煙に慌てずに避難できるように、体験できる施設です。
訓練で使用するドライスモークは、安全性が高い成分を使用しています。
■炊出し(耐熱アイラップによる非常食の炊出し)
炊飯方法
・米(無洗米) 1合に水1.2合(水は米の1.2倍)
・アイラップに米と水を入れ、空気を抜いて口を縛る。
・鍋に水を入れ沸騰させアイラップ入れ中火にする。
・蓋をして約30分ほど湯せんする。
・鍋から取り出し5分ほど放置し蒸らす。
防災炊出しかまど(まかないくん)は、一度に300食、調理量100ℓの大量調理ができる非常用機器です。
今回は、耐熱アイラップに一人分づつ米と水を入れて炊飯を行いました。
アイラップにより内部と外部が分離されているため、炊飯時に湯煎で使用する水は飲用の水でなくても調理が可能です。
発電機や炊飯器のような機器は時折使用し、動作確認をしておくことが必要です。
その意味でも定期的な訓練は大切なことです。
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