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貞昌院と永谷天満宮で共有する天神山にタイワンリスが出没するようになりました。
何日も確認できているので、恐らく定着してしまっているものと思われます。
タイワンリスは「クリハラリス」とも呼ばれ、ペットや動物園での飼育のために輸入され、1950年ごろに江の島から逃げて野生化したとされます。
その生命力の高さから、生育域を広げ、現在では1都2府11県で生息が確認されています。
図の出典:七里浩志、小森昌史、川村顕子、堀 哲、松岡良樹、真部大数、本多冬磨( 2019)横浜市内樹林地におけるクリハラリスの防除について、環境科学研究所報
特に横浜から鎌倉、藤沢にかけてが生育高密度域とされ、これ以上広がらないように生育域の調査が継続的に行われています。
というのも、かわいらし姿と裏腹に、
・果実や樹皮をかじり、深刻な農林業被害を引き起こす
・家屋や庭へ侵入し、家屋をかじったり、ノミやダニなどを介して感染症を広げる
・在来の生態系、特に日本固有のリス類(ニホンリス・ムササビ・モモンガ)への影響が大きい
といった理由により、害獣とされているからです。
⇒かながわ鳥獣被害対策支援センター
大切なお願いです。
タイワンリスを見かけても、決して餌を与えないようお願い致します。