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日本列島を縦断して抜けていった台風24号は、境内の木々に強烈な南西の風を吹き付けました。
その結果、相模湾・東京湾から風に乗って運ばれた海水が葉にあたってその部分が枯れはじめてしまっているのです。
例えば、山門前のイチョウの木を南西方向(左写真)、北東方向(右写真)から見ると、一目瞭然です。
(同じイチョウの木です)
桜の葉もこのような具合で、すっかり茶色くなってしまっています。
塩害の影響は木々のみならず、電柱の絶縁体(ガイシ)が短絡し火花が飛び散る、酷い時には停電の原因となる被害が相次いでいるようです。
「電柱から火花」相次ぐ…台風の雨で塩害か
2日夜から3日未明にかけて、県内の沿岸部を中心に「電柱から火花が出ている」との通報が東京電力や消防などに相次いだ。東京電力によると、台風24号で海水など塩分を含んだ雨が強風とともに降り注ぎ、電柱の絶縁体に塩分が付着したのが原因とみられる。いずれも停電などの影響はなかった。横浜市消防局栄消防署によると、横浜市栄区では2日午後10時45分頃、電柱から火花が出て、電線の一部を燃やして約1時間後に鎮火した。
東京電力によると、藤沢市と横須賀市などでも通報が相次いだ。電柱と電線の間に設置している絶縁体「がいし」に塩分が付着し、がいしの表面が放電して火花が発生したとみられる。千葉県内では2日夜、この「塩害」による火花が原因で停電した地域もあった。
東京電力の担当者は「台風が通過した後にはよくある現象だが、電柱からの火花を見た場合は連絡してほしい」と話している。
(讀賣新聞 神奈川版 2018/10/4配信)
次の台風25号も、日本列島に影響を及ぼしそうなコースを辿っています。
今年は台風による被害が特に多いので心配です。