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曹洞宗の国際布教は明治36(1903)年に、ハワイや南アメリカへの移民の方々を対象としてはじまりました。
その後、北アメリカにも展開され、それぞれの地域の日系人社会を中心に寺院が建立されました。
北アメリカでは1960年代に禅の教えを求める若い世代が寺院や日本人僧侶のもとに集まり、次第に「禅センター」という形態に成長し、多くの僧侶が現地で生まれました。
伝道の根幹となる経典は、さまざまな形で翻訳されたものの、現意を正しく伝え、注釈を付したものが求められ、平成8(1996)年から「曹洞宗宗典経典翻訳事業」が発足、英訳版『曹洞宗日課勤行聖典』『行持軌範』が出版され、この度の『伝光録』出版に至りました。
今回は、SOTO禅インターナショナル(SZI)として、このシンポジウムにブース参加いたしました。
第1部 講演
「曹洞宗国際布教の歴史について」
曹洞宗国際センター所長 藤田一照師
第2部 シンポジウム
・宗典経典翻訳編集委員長 大谷哲夫師
・宗典経典翻訳編集委員・伝光録編集長 グリフィス フォーク氏
・元宗典経典翻訳編集委員 奥村正博師
・東洋大学文学部教授・英訳大蔵経編集委員 渡辺章悟氏
・浄土真宗聖典翻訳部研究員・京都女子大学講師 清基秀紀師
第3部 パネルディスカッション
閉会 宗典経典翻訳事業副会長 山本教化部長
会場の蘭の間のほか、檀信徒会館3階の各会議室において
・桜の間 『禅からZENへ』英語版、日本語版上映
・菊の間 曹洞宗各総監部の歴史紹介 パネル、映像展示
が行われました。