呉 点描

広島からの帰路、呉に立ち寄りました。

まずは、市域を見渡せる灰ヶ峰へ。
標高737mもあるので、高尾山や函館山よりもずっと高い位置から見下ろすことができます。
夜には日本三大夜景にも数えられるほどの絶景となります。
11月いっぱいまで展望台が工事中ですが、展望は楽しむことができます。

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気象レーダー観測所と工事中の展望台。
この展望台の基礎は、かつての高射砲の台座を利用しています。

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灰ヶ峰に続く道路へ向かう本通りの途中には「千福一杯いかがです~」でおなじみの日本酒千福醸造元、三宅本店があります。
シンボルの煙突は空襲にも耐え現存しています。

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呉全域は、戦時中の空襲でそのほとんどを消失しましたが、空襲を免れた建物もあるいます。
こちらは旧澤原家住宅の三ツ蔵。
旧澤原家住宅主屋は宝暦6(1756)年、前座敷と表門は文化2(1805)年、そして、この三ツ蔵は文化6(1809)年建築の建物です。

呉市西部、川原石の付近は空襲被害を受けなかった地域で、やはりかつての街並みの雰囲気を残しています。

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写真は、呉線に残されている目隠し塀(呉線を走る列車から呉軍港が見えることを防ぐために建てられた塀)の基礎です。

川原石から少し歩くと、両城の200階段にたどり着きます。
ここは、映画「海猿」で、海猿たちが訓練のためボンベを抱えて駆け上がるシーンでも有名です。
階段の段数は、実際には260段ほどです。
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それにしても、転がり落ちそうなほど急な階段ですね。

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階段を登りきると、呉の港を西側から一望することができます。

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両城の200階段のすぐ脇には、両城防空壕が保存されています。
この防空壕は、元々は海軍軍需部の倉庫として造られ、戦時中に防空壕として利用されました。
呉市内にもかつては多くの防空壕があり、防空壕により多くの命が救われた反面、せっかく避難したものの煙や水が入ってきて多くの方が命を失ったということです。

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軍港と坂の街、呉を時間を見つけてまたゆっくりと巡ってみたいものです。

投稿者: kameno 日時: 2017年11月11日 16:23

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