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貞昌院には境内に2本のイチョウの木があり、どちらも雌の木です。
この時期になると、ギンナンの実がたくさん成ります。
地面に落ちると、つぶれて匂いの原因になりますので、なるべく早く拾わなければなりません。
その後の処理も大変で、実の部分と食用になる種子を分ける必要があります。
そこで活躍するのがこちら。
撹拌用のパワーミキサーという、電動ドリルの先端に付けて液体を撹拌させる道具です。
(先端はプラスチックでできており、実売400円から800円程度)
樽に1/3ほど実のままのギンナンを入れ、水を半分程度まで入れ、パワーミキサーでかき混ぜます。
すると、実が砕けて種と実が分離しますので、あとは水洗いを何度か行えば実の部分だけを取り出すことができます。
手で剥くよりはだいぶ効率的ですね。
今日の定例坐禅会では、ギンナン粥をいただきました。
ギンナンの実の短所は独特の匂いがきついということですね。
これがギンナンの匂いの原因。(left)Butyric acid, (right)Heptanoic acid
境内の一角では金木犀の甘い香りが漂い、ギンナンの匂いを打ち消してくれています。