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貞昌院では、裏庭の茶室前のほか、表の鐘楼堂前の道元禅師尊像でも大賀蓮を育てています。
こちらの蓮も次々と花を咲かせています。
さて、話題は少し飛びますが・・・・
曹洞宗では、大きな法要の前に「浄道場(じょうどうじょう)」といって、華を撒いて堂内を荘厳(飾りつけ、清めるの意)する儀式を行うことがあります。
(例)左:ゆめ観音アジアフェスティバルの萬灯供養 右:鶴見大学附属中高生による散華の舞
浄道場では、散華の偈が唱えられます。
散華の偈 (浄道場)
散華荘厳遍十方 散衆宝華以為帳
散衆宝華遍十方 供養一切諸如来
この際に「散華(さんげ)」という華(花)を撒きます。
花の芳香と鮮やかな色彩は邪を退け、その場を清浄にするといわれています。
元来は生花が用いられておりましたが、時が経つにつれて紙製の花弁が使われるようになりました。
・・・話を戻します。
冒頭の道元禅師尊像の蓮も、花を3・4日ほど咲かせた後、花弁を散らしていきます。
その光景が、まるで浄道場の散華の法要を行った後のようになっています。