2016年問題・コンサート会場が足りない!


ライブ会場が足りない 「2016年問題」歌手ら訴え

日本芸能実演家団体協議会(芸団協)など10の芸術団体が5日、東京都内で記者会見を開き、首都圏でコンサート会場が不足している現状を訴えた。狂言師で人間国宝の野村萬さんは「劇場やホールは文化芸術立国をめざす上で重要」と指摘。音楽やバレエなど各分野のアーティストが集まり、警鐘を鳴らした。芸団協の調査では、この10年で首都圏の劇場やホールの閉鎖が相次ぎ、約2万5千席分が失われたという。さらに、来年に耐震改修などが集中し、業界は「2016年問題」と位置づける。東京五輪の競技会場になる施設の改修工事も絡み、深刻化している。
コンサートプロモーターズ協会の山本幸治常務理事は「特に収支がとれる2千人前後のハコが危機的だ」と話す。昨年から今年にかけて閉鎖した、五反田ゆうぽうと、青山劇場などは1千~2千人規模で、建て替え工事中の渋谷公会堂も約2千人収容だ。
一方、ライブの需要は高まり続けている。協会によると、公演数は12年約2万本、13年約2万2千本、14年約2万8千本と急増中。観客動員数も昨年は4261万人で、08年から2倍近くになった。
(朝日新聞2015年11月5日)


ここ数年、東京オリンピックに関係する施設改修や、改修時期を迎える施設など、相次いで施設改修が重なります。特に2016年がそのピークとなり、様々な影響が予測されます。
音楽家や芸術家にとってはその発表の機会、そして収入を得るための場所が無くなってしまうということは深刻な問題であり、それを楽しむ側としても悩ましい問題です。

このような会場不足は、2020年の東京オリンピックが終わるまで関東エリアでは慢性的に続きます。
したがって、向こう5年程度は様々な対応が必要になってきます。

大きな会場はもとより、身近なところでは区の公会堂や少ホールなどがことごとく改修時期に入っています。

この問題に対して、一つとしては寺院・神社の境内を利用することを進めるということも考えられるのではないかと考えています。

貞昌院でも、これまでクラシック、ジャズ、落語、演劇などを行ってきました。

本堂や客間を利用した、収容人数が100人程度のコンサート、演劇、公演などはかなり柔軟に対応できます。
もちろん、準備や音響などコンサートホールとは異なることもありますが、逆に新鮮な部分もあります。

 

発表の場を探している芸術家のみなさん、寺院、神社の境内を使うということも視野に入れてみては如何でしょうか。
コンサート、ライブ会場が足りないとされる2016年問題を乗り切るために、できることは少なからずあると考えています。

投稿者: kameno 日時: 2015年11月 7日 12:43

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