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東京オリンピック開幕まで丁度5年となりました。
開会式が行われる予定の新国立競技場の整備計画は白紙に戻され、今秋に再入札が行われます。
ザハ安では、工期の問題や、そもそもキールアーチそのものが建設できるかどうか不明だったこともあり、大成建設(スタンドや周辺部分を担当)や竹中工務店(キールアーチ、屋根を担当)はあの予算案でも採算が殆ど取れない状態だったようです。
工期、費用、経済効果その他様々な要素を考えても計画の見直しは当然のことでしょう。
今回の経緯を踏まえて新計画案がよりよいものになることを期待します。
ところで、曹洞宗宗門の大事業は、大遠忌(宗制に定められた永平寺・總持寺それぞれ開祖様・二祖様の50年毎の年回法要)の度に行われることが多く、文化事業や伽藍整備などが行われます。
それでは、今から50年前、總持寺で行なわれた瑩山禅師650回大遠忌で検討された伽藍整備案の一部をご覧ください。
■接賓
檀信徒接待施設として計画されました。
大広間、売店、宿泊室、軽食堂、管理室、厨房などが入る建物です。
■地下道
香積台から大祖堂、大祖堂から佛殿、佛殿から放光堂を結ぶ総延長320mの地下道です。
■宝物館
鉄筋コンクリート製3階建て、総床面積500平米。
計画が近い形で実施されたものもありますし、だいぶ設計変更されたものもあります。
計画の経緯を追っていくと様々なことが見えてきます。