« シモバシラの霜柱 | 最新記事 | 七草粥 »
港南歴史協議会では『港南の小字地図』『別冊 小字由来書』を発行するべく編集作業をすすめています。
小字(こあざ)とは市区町村内の区画を表す字(あざ)のうち、大字を除くものであり、一筆耕地が集合したものです。
しかし、特に都市部では、かつての小字が、区画整理事業や住居表示の普及によって消滅してしまっています。
港南区でも、ほとんどが港南区○○ ○丁目○番地○号といった表記となってしまいました。
例えば上永谷近辺では「籠森公園」「六反田公園」「半在家公園」などといった公園の名前として小字名の名残がみられますが、現在では実際にどの範囲がどの字名なのかがわかりません。
そこで、港南歴史協議会では、港南区内の小字を調査し、現在の地図と明治初期の迅速地図に記載することとしたのです。
『港南の小字地図』『別冊 小字由来書』は、今年2月下旬に発行の予定です。
編集作業も大詰めを迎えました。
小字名は貴重な文化財の一つです。
資料としてまとめて記録に残す作業は大きな意味を持つと考えます。
■関連リンク
港南歴史協議会