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地元の民生児童委員協議会宿泊研修として、東京臨海副都心にある東京臨海広域防災公園と防災体験学習施設「そなエリア」へ行って参りました。
東京臨海広域防災公園は、首都直下地震等の大規模な災害発生時に「災害現地対策本部」等が置かれる防災拠点施設です。
大規模災害時には防災拠点となりますが、それ以外の平常時には
(1)関係機関が連携して防災に関する情報交換や各種シミュレーション・訓練など、発災時に備えた活動を行う場
(2)広く国民がさまざまな体験・学習・訓練を通じて、 防災への関心を高め、実際に災害に対応できる知識や知恵、技術、自助・共助の心を習得する場
(3)臨海副都心の都市集積・集客性を生かした魅力ある空間
といった役割を果たしています。
13.2haもある広大な施設です。
りんかい線「国際展示場駅」、ゆりかもめ「有明駅」のすぐ近くにありますので、交通はとても便利です。
ちょうど そなえ寄席「防災落語 三遊亭京楽師匠独演会」が開催されていましたので、そちらにも参加しました。
軽快かつ表情豊かな落語に引き込まれました。
引き続き、ガイドツアー。
施設各所を詳細に説明いただきます。
屋上から眺めると、ヘリポートの芝生面で多くの家族づれがバーベキューを楽しんでいました。
大人一人当たり約1,000円、子供約500円でバーベキューに必要な機材を貸して貰えます。
美味しそうな煙が屋上まで届いていました。
大規模災害時には、隣接する癌研有明病院の間でトリアージが行われ、措置がなされます。
重症患者はヘリポートから他府県の病院に搬送することもできます。
また、現地対策本部が設置され、この場所において被災時の情報収集・集約、関係機関との連絡調整が行われます。
いつでも稼働できるように準備されています。
続いて、東京直下72時間ツアーを体験しました。
直下型地震が発生した際に、その後72時間をどのように生き抜くのかを学んでいきます。
詩人直後の街並みを再現した中を歩いていくと、ポイントごとにクイズが出題されるので、それに答えて進んできます。
ゴール地点の避難場所で解説と総括があり活発な質疑応答が行われました。
防災ギャラリーではさまざまな展示や体験学習(液状化の実験や折り紙食器の作成など)が行えます。
平時から災害について学んでおくことは大切です。
大規模災害時直後には国や地方自治体に頼ることはできない可能性が大です。
自ら、或いは家族、近隣による防災意識を高める必要があるでしょう。
防災施設は「本来目的」のために使用されることが無いことが一番です。
しかし、平常時にも施設が活用されていることを知り、また防災への意識を普段から高めておく必要性を改めて感じました。
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