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上永谷駅周辺で集中的に水道工事が行なわれています。
経年劣化した水道管を地震に強い水道管に更新する工事です。
そのために、駅周辺の道路はこのような状態になっています。
特に、インターロッキングブロック舗装されている歩道は見栄えが良くないですね。
この仮復旧の状態は、一度掘り返し、埋め戻した土が安定するまで続きます。本復旧されるまでのガマンですね。
仮復旧舗装は、出来るだけ安く、出来るだけ早くが命題ですから、冒頭の写真のような状態になってしまいます。
しかし、このインターロッキング舗装の仮復旧の方法についても、もう少し何とか考えられないでしょうか・・・・
歩道の舗装として、アスファルトではなく、このようなインターロッキングブロックが用いられることがありますが、それにも理由があります。
インターロッキング舗装の長所として
・様々な色彩の組み合わせで、デザインに優れたり、視認性の高い路面表示が可能
・すべり抵抗性、耐久性がある
・目地を通して雨水が地中に浸透するために水溜りが出来にくい
・透水性ブロックを用いることにより、浸透性が高まり、ヒートアイランド対策や流出のピークカットに貢献する
・敷設後、直ちに共用できる
・剥がしたブロックを再利用できる
などが挙げられ、短所としての
・敷設単価がアスファルトの2~3倍高い
・メンテナンスが大変
・埋設管の工事および復旧単価が高くなる
などを勘案しても導入にふさわしいと判断されるからです。
とはいえ、透水性を確保した施工性の高いブロックの開発や、メンテナンス性の向上など、この分野ではまだまだ改良の余地は大いにありそうです。
そういえば、数年前まで横浜市では水道の汚泥を圧縮して焼き固めたブロック「ハマレンガ」が作られ、積極的に普及につとめていたはずでしたが、採算が取れず、また透水性やすべり抵抗に問題ありということで、製造中止になってしまいました。
「ハマレンガ」製造中止へ 不評で売れ残り40万個
横浜市が「ハマレンガ」(縦10センチ、横20センチ、高さ6センチ)の製造を3月末で休止する。
下水道の汚泥を圧縮して焼き固め、販売していた。 リサイクルを目的に95年に生産を開始。だが、透水性が低く滑りやすいことや形が1種類だけで使い勝手が良くないため売り上げは伸びず、01年には一時110万個が野ざらしに。今も40万個が売れ残る。
03年度は製造コストが1億7800万円かかったのに対し、売り上げは5800万円。採算が合わず、 新年度からは民間企業への製造委託を検討する。
(200/2/1 朝日新聞)
もう一工夫があれば違った結果になったかもしれない残念なニュースです。