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貞昌院の裏山は横浜市の緑地保存地区に指定されています。
この緑地は横浜市営地下鉄ブルーライン線路に隣接しており、樹木の成長に伴い境界のフェンスを越えるようになりました。
フェンスの先は地下鉄地上区間の切通しになっていて、そこに列車がが頻繁に行き来しています。
万が一、枝が折れて線路敷きに落下してしまったら大きな影響を及ぼすことになるでしょう。
例えば、昨日の積雪において、雪の重みで竹が線路に倒れた影響でJR成田線が成田・銚子間で4時間ほど運転を見合わせています。
風雪の影響をまともに受けるこの場所では、同様の事故が起きないとも限りません。
緑地の管理は大変です。
環境を維持するためには経済的な負担も伴います。
貞昌院の山は緑地保存地区に指定されていますので、今回は、横浜市の平成24年度樹林地維持管理助成金を利用させていただきました。
この助成金は、公衆道路等一般の利用に供されている箇所への越境が認められ傾斜、枯死等により荒天時などに倒れる恐れがある樹木の剪定の費用などを対象とした助成金です。
助成を受けるためには詳細な申請書と作業報告書を提出しなければなりませんが、作業費用の大部分を助成いただけるのは有難いことです。
先週末から作業が始まりました。
対象樹木の一つ、サクラは、既に折れてしまっているものもあり、緊急性も高くなっています。
横浜市交通局の立会いの下、列車が行きかう合間を見ての作業となりました。
ここ数日強風や雪のため、日数がその分伸びてしまいましたが、条件が悪い危険な現場を慎重に作業を進めていただきました。
作業はあと2日ほどかかる見込みです。
↓一枚目の写真の場所はこのようになりました。
完了すれば、当面は安全が確保されることでしょう。