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1月14日成人の日の大雪直後は、はお墓参りの方々にも少なからず影響が出ました。
特に天神山にある墓地をお参りするために登る坂道の雪の影響は深刻です。
↓写真は先週の上墓地駐車場へ向かう車道です。透明に見える部分も氷です。これでは乗用車は登れません。
降雪から2日も経つとガチガチに凍結してしまい、数センチの氷となっています。
こうなっては氷を剥がすのも非常に困難になります。
そこで活躍するのが貞昌院の井戸。
天神山で育まれた豊富な地下水が深井戸に集められてきます。
水温は真冬でも5から10度程度ですので、融雪には最適です。
井戸からポンプアップされた水を、上駐車場に送ります。
揚程は10メートル程もありますが、難なく送ることができました。
路面から氷が浮いてきますので、そこから砕いていきます。
ここまで来れば車の通行や歩行にも問題は無いでしょう。
路面を掃いておけば数時間で綺麗に乾きます。
それにしても井戸水は有難い資源です。
通年にわたり5~10℃前後で一定していますから冬は温かく、夏は冷たい水が利用できます。
真冬に池の鯉たちは山からの清水が流れてくる方向にきれいに並んでいます。
温かい方向に向いているのです。
山からの水資源の循環なので、ランニングコストもかかりません。
災害時には、命をつなぐ水にもなります。
井戸水の有難さを改めて感じています。