« 黄色度30% | 最新記事 | スローシャッター・行持の動と静 »
今月は近隣の寺院での慶事が毎週のように続きました。
昨日は、横浜市青葉区(横浜北部地区)の寺院での晋山結制・落慶法要があり、2日間の随喜をさせていただきました。
晋山とは、「山にすすむ」ということで、正式に寺院に住職が晋住する儀式です。
早朝、安下処(あんげしょ)から行列を組んで、山門をくぐり、本堂へ進みます。
その行列を、寺院の所在する地域の無形民族文化財に指定されている「鉄(くろがね)の獅子舞」が先導しました。
黒塗りの頭に雉の羽を飾り、髭を生やした、実にインパクトある三頭の獅子です。
この「鉄の獅子舞」は、2年に1度、10月第1日曜日の鉄神社の祭礼に奉納されているものだそうで、慶長年間に、調布方面から伝えられたとされています。
獅子の胸には太鼓が隠されています。
獅子頭行列の順番は
輪棒・法螺貝・花籠・露払い・蝿追い(ひょっとこ)・天狗・獅子3頭・笛・ササラ引き・・・という順番になり、これに稚児、五色幡、新命、大傘、五侍者・・・という長くにぎやかな行列となりました。
舞振りも格闘を表現したり、ユーモラスな振付があったり、変化に富んだものでした。
このような地域の伝統はいつまでも受継いでいって欲しいものです。