日食の日の夕焼け

今朝の金環日食は、貞昌院では薄雲を通した幻想的な光景を観測することができました
日食の後、徐々に天気は良くなり、昼過ぎには青空が見られるようになりました。

夕方には美しい夕焼が広がり、どんよりとした雨雲に覆われた朝の天気が嘘のようです。

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横浜から見上げる空において、ほぼ同じ軌道を通る月に太陽が追いついていき、7時33分55秒に重なり、その後太陽が月を追い越して行きました。
その現象が金環日食となって観測することが出来たわけです。

月を追い越した太陽は、その後、月との差をどんどん広げていき、日没(18時44分)と月没(19時00分)との差は実に16分もついています。

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18:27
丹沢の山並みに太陽がどんどん近づいていきます。

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18:30 まもなく日没となります。
(写真の右にカシミールでシミュレートした同時刻の様子を並べています)

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18:33
すっかり沈みました。
(日没時刻は18:44分ですが、丹沢の山の高さ分、太陽が沈む時刻は早まっています)

 

太陽の左上、16分前に太陽があった位置に、細い細い月が見られるはずですが、残念ながら見えませんでした。
月齢コンマ幾つの月を見ることは相当難しいようです。

金環日食の影の立役者、月は、今日は最後まで影の役者であり続けました。

投稿者: kameno 日時: 2012年5月21日 23:10

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