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久し振りに早稲田大学に出かけました。
大学のシンボル大隈講堂は、建築学校のシンボルでもあります。いつ見ても心が和みます。ちょうど時計塔の清掃工事が行われていました。
大隈講堂は昭和2(1927)年落成の東京都歴史的建造文化遺産に指定されています。
この時計塔の高さは百二十五尺(約38メートル)あり、大隈重信公が生前常々唱えていた人生125歳説に因んだ高さとなっています。
大講堂は座席数11235席、小講堂は地下1階の301席。
天井には楕円形の採光窓。太陽と月と9つの星をあしらった太陽系、そして宇宙を表現しています。
時計塔にはアメリカのマクレエン社製の4つの鐘があります。
1日6回(8時,9時,12時,16時,20時,21時)に鳴らされており、キャンパスに柔らかな音が響き渡ります。
設計の佐藤功一氏(早稲田大学建築学科創設者)のこだわりの音でもあります。
時計を内部から見ると、非常にシンプルな構造になっています。
長針1m、短針0.8m。1階の標準時計で制御されていて、この標準時計で時計塔の鐘が鳴らされます。
動力源にはバッテリー室で充電した蓄電池を使用し、夕方になると自動的に豆電球が点く仕組みになっています。
庭園に面した回廊はアーケード式のバルコニーになっていて、もう一つの大隈重信公の銅像が設置されています。
週末には早大生がキャンパス内を案内するキャンパスツアーが開催されていて、普段入ることが出来ない時計塔に登ることが出来ます。
機会がありましたら、是非参加してみてください。