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今日は近隣の小学校で卒業式が行われました。
私は、民生児童委員として毎年小中学校の卒業式に出させていただいています。
今年の卒業児童は150名。
最初に犠牲となられた方々への黙祷から始まりました。
校長先生の祝辞で、震度7を記録した宮城県栗原市の中学校で地震発生から4日後に行われた卒業式のことを紹介されていました。
体育館が使えず、会議室行われた簡易的な式だったそうですが、
「こんな大変な時に卒業式なんてできないと思っていた」「みんなで力を合せて、前を向いてがんばる」
被災地の卒業生たちの力強いことばです。
震災の爪あとはあまりにも大きい。
三陸沿岸では目を覆いたくなるような惨状が広がっています。
宮城県北部では、2008年の震災からようやく復興の兆しが見えてきた中での大震災。
けれども、被災地の子どもたちは、しっかり前を向いてがんばっているのです。
卒業式そのものが行われなかったり、延期する学校も少なくありません。
けれども、卒業式が延期となった学校では、震災から立ち直った日にいつでも卒業式の式典を開くことができるよう、紅白幕をそのままにしているそうです。
このような時だからこそ、子どもたちを暖かく送り出していきたいと考える学校側の思いです。
私たちが子どもたちの未来のために出来ることは何でしょうか。
いろいろと考えましたが、まずは、栗原市の卒業生と同じく「みんなで力を合せて、前を向いてがんばる」ことでしょう。
今年の卒業式は特に心に残る卒業式でした。