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ポロンナルワは10~12世紀頃シンハラ王朝の王都として栄えました。
古代都市ポロンナルワは、10~13世紀に栄えたシンハラ王朝の古都です。
それまでの首都アヌラダプラがタミル族の侵略を受けたため、993年に首都となりました。
シンハラ王朝歴代の王が仏教の普及に努めたため、たくさんの仏蹟が残されています。
広大な遺跡群から、かつての都の繁栄ぶりを偲ぶことができます。
左写真は7階建の大宮殿。
右写真は遺蹟の入口にあるムーンストーン(象などの神聖な紋様が刻まれた半月型の石)です。
これより先は神聖な場所であるために裸足になり脱帽するという境界でもあります。
描かれている動物は、それぞれ象=誕生、馬=老、ライオン=病、牛=死を表すとされますが、ポロンナルワのムーンストーンはヒンドゥ教の影響により牛が描かれていません。
ガル・ヴィハーラという磨崖仏が遺されています。
一つの壁に左より坐像、小さい坐像、立像、涅槃像と並んでいます。
おおらかで柔らかい表情が印象的です。