現代の円空仏ーうまい仏

メンタイ、コーンポタージュ、チーズ、テリヤキバーガー、サラミ、ヤサイサラダ、チキンカレー、とんかつソース、エビマヨネーズ、タコヤキ、チョコレート、ぶたキムチ、ギュウタンシオ、オニオンサラダ、マーボー、きりたんぽ、もんじゃ焼、ハニー、蒲焼き、お好み焼、辛子めんたいこ、キャンディ、牛タン塩、パンチ、ピザ、さきいか、ちょいからパンチ、カニチャンコ、オムライス、ギョTHE、チョコピー、カニシューマイ、豆リカン、梅おにぎり、レッドロブスター、アメリカンホットドッグ、マリンビーフ、カレー、サラダ、ココア、キャラメル、バーガー、ソース、なっとう・・・・・

 

国民的駄菓子、うまい棒からつくられた仏像たち。

20100706-01


名づけて「うまい仏」です。

岐阜県出身、東京都在住の河地貢士さんの作品です。

河地さん曰く、「軽薄で、モロくて、不健康。まさにこの世はスナック菓子そのもの」ということだそうです。

この作品は祖父の死の直後に制作しました。初めて親族として葬式に関わったことで、仏教、宗教ということに強く影響を受けた時期でした。
江戸時代の僧の円空が彫った仏像で「円空仏」というものがあります。円空は修行の旅でお世話になった家々に、お礼として仏像を彫っていました。その円空仏の多くは仏壇に飾られることなく、子供のオモチャとして扱われて、ボロボロになっていたりしたそうです。他の仏像とは全く違うフレンドリーな仏像に非常に感銘を受けました。円空は“棒切れ”に仏像を彫って、子供にオモチャにされました。僕は子供の大好きな駄菓子“うまい棒”に仏像を彫刻しました。
(うまい仏製作の動機)


それにしても見事な製作技術です。

並べられた「うまい仏」の中には製作から数年経過するものもあり、油の酸化や日焼けによってさらに個性的に変化していくそうです。

 

なお、余計なお世話と言われそうですが、このままでは美術品もしくはお菓子の域に留まっていますので、是非開眼を行なって欲しいものです。

投稿者: kameno 日時: 2010年7月 6日 21:37

コメント: 現代の円空仏ーうまい仏

菓子といえば、天使山森永老師と樗湖明治首座の
有名な問答を思い出します。

「如何なるか仏」
「紫陽花は雨を呼び、雲は風を呼ぶ」
「我が掌中に珠ありて甘露なり、
 口中にありては妙味を生ず」
「汝、よく喫しさるべし」

・・・なんちゃって。

投稿者 うさじい | 2010年7月 7日 07:54

うさじい様
森永老師は今年111歳、明治老師は94歳。
ますますお元気そうで何よりでございます。

まるまるとまるめまるめよわが心まんまるまるくまるくまんまる

投稿者 kameno | 2010年7月 7日 09:38

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