臘八摂心も6日目となりました。
臘八摂心とは、お釈迦さまがインド・ブッダガヤの菩提樹の下で12月8日(臘月八日)明け方に悟りを開かれたという故事に倣い行う只管坐禅の一週間をいいます。
この期間は各寺院にて摂心を行っているところではありますが、今日は近隣の寺院が集まり、合同で摂心が行われました。
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2時30分 本尊上供
3時 行香後止静 1坐目
3時40分 経行
3時50分 抽解
4時 止静 2坐目
4時40分 経行
4時50分 抽解
5時 止静 3坐目(提唱、講話)
5時40分 抽解
6時 止静 4坐目
6時20分 普勧坐禅儀拝読
6時40分 放禅
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お釈迦様は、12月8日朝の暁けの明星(金星)をご覧になり、お悟りを開かれたと云われますが、今年は臘八摂心一日目の12月1日に珍しい天体現象がありました。
それは、宵の明星(金星)、木星、三日月が作り出す「スマイル」です。
夜空に「笑顔」が現れた 金星、木星、三日月が接近夜空から、イルミネーションきらめく街を眺める「ほほ笑み」――。ひときわ輝いている二つの明かりは、木星と金星。1日夕には三日月も近づき、まるで微笑を浮かべた顔のようにも見えた。
南西の空では夕暮れ以降、明るい金星と木星が接近して見えている。国立天文台(東京都三鷹市)にも「明るい星は何か」と問い合わせが増えている。これから二つの惑星は少しずつ離れていくが、もうしばらくは「競演」が楽しめるという。
(朝日新聞 2008年12月2日)
星空シミュレートソフト(Stella Theater)で再現してみました。
なんだか幸せをもたらしてくれそうな笑顔ですね。
kameno様
今日、御詠歌で大聖釈迦如来成道御和讃と明星のお稽古でした。先生が木星と金星と三日月のスマイルの話をされました。星空を思いお唱えしていると、お釈迦様がお悟りを開かれた時の様子が思い浮かびました。8日に私は明けの明星をみました。
投稿者 ゼラニウム | 2008年12月15日 22:32
今年の成道にはいつもより明るい星たちが宵の空に輝いていました。
また、一昨日に見た満月は地球に近い月でもありました。雄大な空を眺めていると2500年前に思いが馳せますね。摂心お疲れ様でした。
投稿者 kameno | 2008年12月16日 11:23